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経済経営用語摘記

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2022年2月の記事一覧

Armen A. Alchian 1914-2013

アルシアン by David R. Henderson cited from Econlib.org  Armen AlchianはカリフォルニアFresno生まれのアメリカの経済学者で、多くの点でRonald Coaseと似ている。コースと同様に彼は本当にわずかな論文しか公刊しなかったが、重要でないものは少ない。そしてコースと同じくアルシアンの論文の多くは広く引用されている。  経済学を学ぶ多くの学生たちなどは、経済学者の会社は利潤を最大化しているとの仮定(訳注 と現実と

Information Asymmetry and George A. Akerlof by David R.Henderson from Econlib.com 情報の非対称性

 アカロフ 1940- David R. Henderson Cited from Econlib.org  George A. Akerlofは、Michael SpenceそしてGeorge Stiglitzとともに「非対称な情報を持つ市場の分析」(という貢献)に対して2001年にノーベル(経済学)賞を受賞した。経済学の多くは完全情報の仮定の上に築かれているが、様々な経済学者が過去において不完全情報の影響を考察してきた。この領域の二人の巨人は、Ludwig von Mi

Kenneth Arrow 1921-2017

ケネス・アロー By David R. Henderson Cited from Econlib.org  1972年にアメリカの経済学者Kenneth Arrowは、Sir John Hicksとともに、一般均衡理論と厚生理論に対する開拓者的貢献に対してノーベル(経済学)賞を受賞した。アローはPh.D学位論文(それに彼の本Social Choice and Individual Valuesは基づいている)により最も良く知られている。そこで彼は有名な「不可能性定理」を証明

Eugene Fama by David R.Henderson from Econlib.com ユージン・ファーマと効率的市場仮説

ユージン・ファーマ 1939-  By David R. Henderson Cited from Econlib.org  Eugene Famaは2013年のノーベル経済学賞を、株価の経験的分析(での貢献)により、Robert Shiller そしてLars Peter Hansenとともに受賞した。  ファーマは現代ファイナンス論の発展において鍵になる役割を演じた。効率的市場仮説と株式市場の振る舞いについての創造的な仕事seminal workから始めて、不確実性のも

Robert Merton Solow 1924-

ソロー By David R. Henderson  Cited from Econlib.org  Robert Solowは「経済成長理論への貢献により」1987年にノーベル(経済学)賞を受賞した。彼の(経済)成長についての最初の主要論文は「成長理論への一つの貢献(A Contribution to the Theory of Growth)」であった。その論文の中で彼は、Harrod-Domerの成長モデルの一つの表現versionである数学モデルを提供した(Roy

James Tobin 1918-2002

トービン By David R. Henderson cited from Econlib.  アメリカの経済学者James Tobinは1981年に「金融市場そして支出の決定、雇用、生産production、物価と金融市場financial marketsの関係についての分析に対して」ノーベル(経済学)賞を受賞した。多くの人はトービンを、アメリカの最も傑出したケインズ派経済学者だとみている。彼は、金融市場がいかに人々の消費と投資の決定に影響するかを説明する理論を発展させた