1921年の馬寅初 上海滞在から北京へ
馬寅初は1920年7月、北京大学に申請して1年の予定で上海に滞在。以下の年譜による講演記録から判断するに、1921年11月には北京に戻っている。しかし明らかに上海滞在を契機に、馬寅初の講演活動は劇的に活発化。彼はその言動が社会的に注目される存在に変化したのではないだろうか。また1921年10月の上海暨南学校師範科で講演「自由平等と中国の経済」で馬寅初は、自由平等の三要件(法律平等、機会平等、機会平等)を上げ、それを満たさないのは奴隷国家だといっている。馬寅初は自由主義者だっ