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読書の日々

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興味本位で手に取って読んだところ面白かった本を紹介していきます。(研究の一環として読んだものは「研究の日々」に挙げてます)
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#評価

この国は,明治時代から変わっていない……?

年末年始最後の読書はこれ。 (正確には他にも読んだけど,ブログで他の方々にぜひともお伝えしたいなと思った5冊目がこれ,という意味です) まず感想を言いましょう。日本史はそんなに嫌いというわけではなかったけれど,初めて本気で「日本史って面白い!」と思わされたかもしれない。 それくらい衝撃な本でした。 内容は,明治時代の政府の富国強兵策が,国民の暮らしぶりや意識に与えた影響をわかりやすく論じた本です。 ただ,著者の松沢先生が同書全体を通じて論じられていることの一つで印象的

数値評価は人のモチベを下げる?

さてさて,続いては,私の業界の人たちの間で話題になっていた(と私が思っているだけかもしれんが),この本。 従業員を数字で評価することへ一石を投じる本。自分の会社がだんだん大きくなってきて,自分の思いを理解してもらうためには従業員を何で評価すれば良いか,なんてことを考えている社長さん向けには参考になるかもしれない。もっとも,一般的な日本企業のサラリーマンがこの本の理屈通りの行動パターンを示すかどうかは,私もよくわからないです。 というわけで,この本は,納得半分,違和感半分。