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いよいよコロナの第4波か?宮城県の人口当たり感染者が全国最悪レベルに

この記事は3月31日に書いている。

大阪府の感染者は599人。宮城県は200人。

全国でも感染者数の上昇は続いており、第4波が来ているのは間違いないだろう。

宮城県が最悪レベルになっているのはなぜなのか?僕なりに考えてみた。


①緊急事態宣言解除

3月21日をもって、2回目の緊急事態宣言が解除となった。
1月に発出され、2か月弱続いた緊急事態宣言が解除となり、人の動きが多くなった。

緊急事態宣言には賛否両論あるが、ダラダラと続けられていた感はいがめない。このまま続けてもあまり意味がないという気持ちでいた人は多かったと思う。

本来「緊急事態」だからこそ発出する宣言であり、ウイルスの拡散をガッツリと抑え込むために厳しい措置を取り、飲食店には時短ではなく休業命令を出し、その分手厚い補償を行うのが正しいものだと思う。
強い措置だからこそ、短期間で終了させ、そのために経済にも最小限のダメージで終わらせるというのがいい。

それに対して政府の行っている緊急事態宣言はぬるい。

飲食店に時短要請しても補償は少なく、飲食業界だけが吊るし挙げられているような不平等なものだ。
飲食店の経営は行き詰まり、経済に大きなダメージを負った。

飲食店には時短を、国民には大人数での飲食は避けるように要請しながら、国会議員は緊急事態宣言中でも夜遅くまで飲み歩き、最近では厚労省の役人の送別会の話も出た。

これでは国民は馬鹿にされていると思うのが当たり前。
僕も馬鹿にされてると思ってる。

それでも日本人はお上の言うことは聞いてしまう性質なので、結構真面目にやっていた人も多かった。

それが緊急事態宣言解除となり、人の動きが多くなったのは一つの要因だと思わずにはいられない。

②東日本大震災から10年

3月11日で東日本大震災から10年を迎えた。

僕の住む町も津波で大きな被害を受け、自宅のそばまでがれきが押し寄せてきた恐怖はいまだに忘れられない。

10年という大きな節目の年であり、宮城県には県外から多くの人が訪れた。
被災者の親族や被災地に行きたいと思っていた人、様々な人が宮城県内を訪れたと思う。

津波被害を受けた沿岸部には特に多くの人が訪れたと思うが、コロナの感染者も沿岸部で多くなっていったと感じている。

人が動けばウイルスも拡散していくのは避けられない。
10年目ということで大きな人の動きがあったことも要因だと思う。

③大型ショッピングモールオープン

3月初めに、仙台市に隣接した町に大型のショッピングモールがオープンした。
まだ2/3ほどの大きさだが、それでもかなり大きなショッピングモールだ。
初夏に残り部分がオープンし、その時点では東北最大のショッピングモールとなる。

大型のショッピングモールである故に、かなりの人が訪れた。

大学生は春休みに入っていたし、3/1に高校生は卒業式を終え、そんな若者も多く訪れていた。
僕もショッピングモールに行ったし、若い人が多いのを実感した。

ショッピングモール内では多くの人が交わっており、人気のお店ではレジに並ぶ人が長蛇の列を作っていた。そこには前後の人との間を空けるような印やお願いもなく、密状態の列になっていた。
正直、対策を行っていないということにビビッた。

ここでも人の動きがあり、これも要因の一つなのかなと感じた。

④卒業や転勤シーズン

3月は卒業や転勤のシーズンだったこともある。

卒業すると遊びたくなるし、出かけたくなる。
友人たちと外で過ごす時間は多くなったと思う。

また、仙台市は支店経済とも言われ、多くの企業の「支店」がある都市だ。

そのため、転勤シーズンになると多くの人の出入りがあり、人の動きが盛んになる時期でもあった。


このようなことが要因で、宮城県は人口当たりの感染者が全国最悪となったと思う。
何はともあれ、重篤な人が増えないことを望む。

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