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表面消毒とContact Time
新型コロナウイルス感染を防ぐために机やドアノブなどを除菌シートなどで消毒している機会が増えていると思いますが、Contact Timeについて少し触れます。これは私がJCI審査の際に審査官から教わったことです。
Contact Timeとは、机などの表面が消毒剤で濡れている時間のことを言います。つまり、消毒剤とウイルスや細菌が接触している時間のことです。ウイルスや細菌を不活性化したり殺したりするには、十分なContact Timeを確保しなければいけません。例えば、机に消毒スプレーをかけ、乾いたペーパータオルなどで直ぐに拭き取ってしまっては充分な消毒効果が発揮されないことになります。また、一般的に細菌よりもウイルスの方が長いContact Timeが必要とされていることからコロナウイルスをしっかりと殺すには、少し長めに机などの表面を消毒剤で濡れた状況に保っておくことが良いでしょう。
https://royalbrinkman.com/knowledge-center/crop-protection-disinfection/product-contact-time-viruses
現在、様々な消毒剤が販売されてますが、商品によってContact Timeも異なるため、各商品の取り扱い説明などを確認してみて下さい。しかし、残念ながら日本の商品にはほとんどContact Timeが記載されていません。では、どれくらいの時間が必要になるのかって話になると思いますが、文献では15秒から10分となっています。
https://www.beckershospitalreview.com/quality/the-importance-of-contact-time-and-visible-wetness-to-ensure-effective-disinfection.html
10分もかけたり、消毒をする度に時間を測るなど実用的ではないため、私は清拭クロスまたは消毒スプレーで表面をしっかりと濡らし自然乾燥させています。とにかく拭き取らないように気をつけています。
少しでも参考になれば幸いです。
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