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2008~2009年瀋陽+丹東旅行(1)

 この頃の主な行先は中国の東北地方となっていて、航空券は名古屋ーソウルー大連ーソウルー名古屋で購入していたのだが、某H○Sで日本-ソウルの大韓航空便を手配しようとしたら行きの便が満席で席を確保できないとのこと。仕方がないので今回は名古屋ー大連ーソウルー大連-名古屋で購入。ソウルから名古屋へ帰るのに大連に寄るのがタルいのだが仕方がない。ところが旅行当日、試しに空港の大韓航空のカウンターで「今日は空席はありますか」と尋ねると「ある」とのこと。なんらかの事情はあるのかもしれないが、某HI○許すまじ。

 大連に到着したら駅前のターミナルに直行し、瀋陽行きの高速バスに乗車。大連瀋陽間は高速バスを頻発させているので便利だ。今回の宿は遼寧賓館。ここもいわゆる旧ヤマトホテル。なかなかよい雰囲気。同じ旧ヤマトホテルの大連賓館は観光客の見学コース的な要素が大きく感じられたが、こちらは普通に営業している感じ。1991年に瀋陽に行ったときは宿泊料が高くて手が出なかったが、17年後経ったら泊まれるようになった。

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なぜかホテルに完備。

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 大連と同じように、瀋陽のヤマトホテルも中山広場に面していて、その他戦前の建物が残っている。しかし瀋陽は大連と比べてまた一段と寒い。

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 瀋陽の主要な目的地の一つに、七宝山飯店がある。ここは何を隠そう、前を隠そう北朝鮮関連機関が経営するホテルである。ここへ宿泊するために遼寧賓館を引き払い、歩いて移動しチェックイン。予約はすでに日本で済ませている。普通にネットで予約できるので、何も知らずにうっかり泊ってしまうこともありうるかもしれないが、そこで拉○されることもたぶんないだろう、知らんけど。あと、北朝鮮のフラッグキャリアである高麗航空の瀋陽支店がここに入居している。

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 チェックインを済ませたら、今日は瀋陽の近郊の撫順にある「撫順戦犯管理所」へ出掛ける。ここには満州国皇帝の溥儀も収容されていた。映画「ラストエンペラー」にもそのシーンがある。ということで実際にそこへ行こうという企画である。

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 撫順行きのバスは瀋陽駅前にある。バスは頻発で満員にならなくても出発する。バスはなぜか「雷鋒号」と名付けられている。雷鋒とは「向雷鋒同志学習(雷鋒同志に学ぼう)」という言葉にあるように、特に文化大革命時代に当局によってクローズアップされた英雄で、撫順で仕事中の事故で殉職したとのこと。1時間程度で撫順に到着。歩いて戦犯管理所に向かったが、なんとそこは閉館中。雷鋒同志に学ぼうとしてはるばる日本からやってきたのにそりゃないぜ、撫順の人民同志。

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 仕方がないので、瀋陽に戻り、七宝山飯店にある北レス(北朝鮮レストラン)で豪華な食事。ただし、北朝鮮人服務員の写真を撮ると、スパイ活動と見做されてどんな目にあわされるかわからないので、おとなしくお皿だけを撮影。

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