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2018年中露国境旅行(0)

 ついに私は決心しました(当時)。この夏のプチ家出(といっても一人暮らしなのですが)の行き先について、シルクロードとシベリアロシアにするか、満洲と極東ロシアにするか、はたまた恐山と北海道東部(北方領土は含まない)にするか迷いに迷いました。

 パスポートの有効期間が1年を切ったので、これを機にたまには国内旅行にしようかとちょっとだけ日和ったのですが、ナニを隠そう前を隠そう年末の行き先はすでにイスタンブール行きが決まっており、すでに航空券も購入済みなので、結局は早かれ遅かれパスポート更新は必要です。さらには「飯田と言えば海外旅行」というブランド?イメージ?も大事にしたいので、初志貫徹し、満洲方面に行くことにしました。またぼったくりレベルの手間賃を払ってロシアビザを申請しなければなりません。私はどちらかというとトルコ・イスラム及びトルキスタンマニアであり、別に各段ロシアが好きというわけではないのですが、たびたびの訪露歴を怪しみ要注意人物として私の素行をたぶん極秘監視しているだろう公安警察はそんなこと信じてくれないでしょう。

 目的は、①2年前に行くのをうっかり忘れていたハルビン駅にある安重根記念館で愛国学習。②綏芬河中露国境方面にある東寧要塞訪問。③綏芬河中露国境から陸路越境。④オーロラ航空のボンバルディア機搭乗。⑤ウラジオストク空港でアルメニアコニャック「アララト」を購入。といったところ。決してウラジオストクから北朝鮮に極秘入国し、金委員長とトランプ大統領との首脳会談をアレするわけではありません。旅行中に何かあったとしてもそれは偶然であり、私の仕業ではありません。去年の延辺朝鮮族自治州からのロシア行きと似たルートですが、冒険度はこちらの方がちょっと低め。去年は日本航空のおかげ(仕方なかった面もありますが)で上海浦東空港野宿とそこから先の航空券買い直しという愉快なイベントが発生したのにも関わらず、今回も中部→浦東はその時と同じ便となってしまいました。ちょっとくやしいです。同行者は募集していませんが、だからといって妙な忖度は不要です。


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