もし中野がもう一度世界と戦うなら:たらればの世界で20240828
「たられば」の話。
「もし中野があの頃に戻れたら」。
腕漕ぎの練習をめちゃくちゃする
世界選手権や、
海外の大会に出場されたことのある選手はご存知だと思うのですが、
海外の選手は、
めちゃくちゃ腕漕ぎが上手いです。
いや、「腕漕ぎ」という言葉は間違っているかもしれません。
腕だけでブレードを入れ、
腕だけでブレードを抜く動作が上手です。
腕漕ぎというと、
「腕だけでどれだけ船を進められるか」が
日本での関心事になりますが、
世界選手権で見受けられる腕漕ぎは
そんな要素は全く感じられません。
いかに腕だけでできるだけ真下にブレードを入れ、
いかに腕だけでできるだけ真上にブレードを抜くか。
それにすべてを賭けているように見え、
腕漕ぎでの艇速は二の次のように感じます。
腕漕ぎは、
「いかに抜くかが大事であり、抜く練習ために入れているだけで、
艇速なんてどうでもいい」
と声を大にして言いたい。
海外の腕漕ぎは総じてこんな感じです。
上記が、海外で良く見られる腕漕ぎです。
まったく「腕だけで進めよう」という意志は感じられません。
ただひたすら、「きれいに抜く」、
そのために「きれいに入れる」ということの繰り返しです。
いかに丸く、どちらかというと角が取れた四角を目指しているように見えます。
もう腕漕ぎなんて言葉やめて
「腕抜き」という言葉のほうが合っているんじゃないかと思います。
腕漕ぎが上手くなったら艇速はどうなるか
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