かなり好評「脇ドリル」:体重を支えるのは脚と脇だけ20240820
ローイングにおいてドライブは
①脚で「押す」
②腕で「引く」
とよく言われます。
私自身も便宜上そのように表現することが多いです。
でも実際、
押すんじゃないんです。
引くんじゃないんです。
「乗る」んです。
ストレッチャーに。
クラッチに。
グリップに。
乗る対象はなんでも良いのですが、
どっかり座っている「シート」から
体重をどれだけ浮かすか
どれだけ浮かし続けられるか、
それがローイングにおける
「ドライブ」の全てだと思っています。
もちろん押しても引いても船は進みます。
ただ疲れやすい。
「乗る」ことで、
自分の体重を重力を
艇速に変えることができ、
それが最も効率が良いローイングだと思っています。
脚力も、腕力も疲れたら無くなりますが、
例えば70kgの体重はレース後もずっと70kgのままです。
この70kgをいかに使うか。
そのために脚力・腕力を使います。
「乗る」ために押している。
「乗る」ために引いている。
言い換えると、
シートからお尻を浮かせるために、脚で押し
お尻を浮かせ続けるために(途中で落ちないように)
腕で引くのです。
逆に言うと
お尻がドスンとシートに落ちた状態で
レッグドライブをしても
ただの脚力だけで、
体重を使うことができなかったり
一方で
ドスンと落ちた状態で
腕引きをしても
体幹が緩んでしまっていることが多いので
体重を使えない+腕引きが無効化
であまり良い加速に繋がりません。
(現時点での日本人選手は、特に後ろ周りがうまく行っていないように思います)
前置きが長くなりました!
今回は後ろまで繋がる、
後ろまで体重を乗せる、シートから浮かし続けることを
目標にした練習を発案しましたので
ぜひ皆さんお試しください。
(学生のほとんど100%が効果アリ、と言ってくれました)
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