雲と初夏と

Hiroshi Kamitaka
画像1 木の上に雲は散らばる四月の夕暮れ
画像2 ムキになって上に向かうこともないのに
画像3 何もない空にうっすら雲はあり
画像4 この空を通り過ぎたもの二つ、空がまぶしい
画像5 対角線のような雲が夕暮れを呼ぶ
画像6 そんなに晴れなくてもいいのにとアンテナから呼びかける
画像7 うっすらと空にある雲を切り取ってみる
画像8 こちらに向かう雲一つ、人間の力の一つ
画像9 初夏の日々葉のないボウズの夕暮れか
画像10 夕暮れは黄砂に濁されむせっておるようだ