同じループが続いていく

社長ひとりの状態からはじめる仲介会社

創業と同時に社員さんがいる会社はとても恵まれていると思います。開業とよーいどんで社員を雇用するのはとても経済的にも負担が大きいとは思いますが、その勇気が無駄にならないくらいのメリットも大きいはずです。社長ひとりで始める会社はとても大変です。公的な届け出関係、経理、事務、問い合わせ対応やその管理などを自分ひとりで行いながら営業に専念しなければならなりませんからね。お客様がそれほど多いわけでもないはずなのに、なんだかやることがたくさんある。雑用的なやることがとても多いので、本来やるべきことにも注力できない。そんな状態になっているのではないでしょうか。

そんな状態が何を生み出すのかと言うと、いつまでもその状態から脱することができないというループです。社長ひとりの会社で、毎日ぼーっとしている社長はまずいません。誰よりも忙しいと思います。それでも、その忙しさに見合う恩恵もないのも現実です。とにかく営業を頑張ろう。営業をがんばるために、集客にお金をかけよう。お金をかけているが工夫がないので、かけたお金に見合うリターンもない。そんなことにも直面してしまいます。

売上があがったら、営業マンをいれてもう少し余裕を持ちたい。楽をしたい。でも、まだ売り上げが上がらないからもう少しの辛抱だ。と考えるか、一か八かで無理やり営業マンを入れることを考えるか。どちらかを常に考えるようになっています。ただし、言うまでもなくどちらもうまくはいきません。

営業マンを増やすタイミングには、コツと条件があります。ある条件をクリアしないと人を採用しても失敗してしまいます。売上が上がるまで待とうと思っても、この忙しい状態が自然に解消されるわけではないので、数か月も数年も続くことになります。このループから抜け出すためには、いまの考え方を大きく切り替える必要があります。自分の常識を非常識だと思うくらい切り替える必要があります。

ひとり社長のいまの状態を2年続けている場合、間違いなくこの先の2年も同じ状態が続きます。3年続いている人は、3年続くことになります。何かを変えなければ同じ結果が続くのは当たり前のこと思い、冷静に今の状態を振り返ってみましょう。


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