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自分の人生の棚卸 社会人編その6

タバコのことも書いてみる

前回の社会人編その5で、大酒飲みになってしまった私は、逆のことも思い出しました。人生において酒を飲むことを覚えたのと引き換えに、タバコを止めました。禁煙というやつですね。随分と昔からタバコを吸い始めましたが、30代後半にタバコを止めることになります。ある日ある時突然です。

突然その時はやってくる

あれはある年の3月の会社のいつもの月末会議のとき、後輩君が数日前に始めた禁煙に失敗したことを会議の席で告白しました。「誕生日をいい機会にしてタバコをやめます!」これ、毎年言っているんですよね。禁煙にチャレンジする社員はそこそこいたのですが、みんな失敗しています。そのようなことを言っている社員をみて、パワハラ上司がぶちぎれました。「お前たちはそんな根性なしはことをやっているからいつまでたっても◎×▽××〇▲△なんだー!」何でか知りませんが、けっこうぶちぎれていましたね。そして、その上司の横にたまたまいた私にとばっちりがやってきます。「井上!お前が見本をみせてみろー!」(えっ?俺?一度も禁煙したいなんて言ったこともないのに・・・)と心の中で思いながら、当時は最大のイエスマンだったわたくしは、この瞬間から禁煙することになってしまったのです。この日からではないですよ。この瞬間からですよ。持っていたタバコも捨てて。

禁煙なんて考えたこともありませんでしたが、そこは中途半端なプライドのある性格が功を奏しました。「ほら~!井上さんだって無理だったでしょう」とは絶対に言われたくなかったんですよね。やるからには、まわりには感心してほしい。そんな、なんとなくネガティブな性格が最大限にポジティブに生かされる時がやってきました。途中、禁煙パイポ的なものやガムやらアメやらを駆使して、なんとかタバコを吸いたいという欲求を振り切ったわたしに禁煙の成功がやってきます。いまでも吸いたいかどうかと言われれば吸ってもいいかなと思っていますが、別に吸わなくてもよい身体になっているのでまったく問題ありません。ただ、食事の量が増えたわけでもないのに、30代の前半ころには、せいぜい55kgくらいだった体重があっという間に10kg以上は増えました。いまでは60kg後半で戦っています。恐らくタバコをやめたからというよりは、酒を飲むことで暴飲暴食になったらだと思います。

禁煙がなかなかうまくいかないあなたへ私からのプレゼントです。タバコをやめるコツは、タバコをどうしても吸いたくなったら「あとで吸えばいいからいいっか」と思うことです。夜なら、明日吸えばいいやと思い、朝なら昼に吸えばいいやと思って、後回し後回しにすることです。このやり方は私には大いに役に立ちました。どうぞ実践してみてください。

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