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売買仲介会社の創業

店舗をどこに構えるのか

全国の法人の宅建事業者数は年々緩やかな減少傾向にあり、個人の事業者は、かなりのペースで減少しています。一方、宅建士の取得者はどんどん増えてきており、100万人の大台となっています。

事業者は減少傾向にあると言っても、新しく創業する会社も多くあります。新規の免許取得は年間に5,000件を超える申請があるようです。一か月で400から500くらいの新しい事業者が増えているということですね。その中で、仲介会社として事業をしていくために新しく店舗を構えることになるわけですが、どんなところが理想なのでしょうか。売買仲介業の場合、たまたま通りかかったから家を購入しようという発想にはならないため、立地条件の優先順位は一番高いわけではありません。無論、看板効果を考えれば人の往来も多い好立地の方がよいことには間違いありませんが、経済的な負担も考えるとかならずしも好立地が絶対条件というわけではありません。ただし、今やインターネットの地図情報で店舗の場所を探して来店するケースが多いので、グーグルなどの地図情報の登録は正確にしておいてください。無料で使えるグーグルマイビジネスを正しい情報でしっかりと登録してください。ただでさえ、お客様はどこの不動産会社に行ってもいいわけですから、インターネット情報の登録など、誰でもできることを疎かにしていてはかなりのマイナスになってしまいます。このあたりの話はまた別の機会に投稿するようにしましょう。

売買仲介の新規店舗は、立地条件はある程度妥協したとしても、店構えの妥協はあまりお勧めできません。新規のお客様にも安心して来店していただけるように、入りやすい雰囲気はとても大切です。たまに、この不動産会社は本当に堅気なのか?と思うような店構えの会社もあります。店舗探しのスタートダッシュでお客様に不信感を与えるような不利な状況をわざわざつくる必要はまったくありません。ただでさえ既に何年も何十年もお店を構えている地元業者から遅れをとって経営していくわけですから、不利な選択はしないようにしましょう。お客様にどのようにみられたいのか。ということを考えて開業の店舗も探してみてください。


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