今週のキーワード「移住」
twitterでスクレイピングした情報をワードクラウド(文字の意味によって大きさが自動的に調整されています)にして、そこから勝手に思いつき何か書いていくシリーズ。
ちなみにこのワードクラウドはpythonを使って、Twitterの情報を収集して自然言語処理でキーワードを抜き出し、所出頻度などを元に最新のつぶやきを自動的に画像化しています。
なので、検索したキーワードの「意味」や「文脈」とは関係のないものも含まれていますが、そうしたノイズも含めて、今や言葉を切り取って妄想を膨らませてみよう!という試みです。
ではレッツゴー。
「移住」x「またぎ」
「またぎ」かぁ。
マタギは、日本の東北地方・北海道から北関東、甲信越地方にかけての山岳地帯で、古い方法を用いて集団で狩猟を行う者を指す。
マタギ - Wikipedia
「移住」というキーワードには、都市への移住ではなく、地方や自然回帰的なニュアンスがつきまとうのはなぜだろう?
先日clubhouseの読書会でご紹介した
「商店街はなぜ滅びるのか?」には、戦後、農村部から都市へ「移住」し、就労できなかった彼らの多くが、零細小売商、いわゆる八百屋や駄菓子屋のような商店を営なみ、それが商店街を形成していった。
という商店街史というでもいうべき記述があり、改めてその歴史に思いを馳せていたんですが、その当時のベクトルは「地方から都市」が一般的。
(この本めっちゃ面白いので、またご紹介します。)
個人的な視点だけど、都市や近接な地域に向かうときは「引っ越し」で、遠くにいき、暮らしむきや働き方を大きく変える印象があるのは「移住」。そんな感じ。
それだけ、現代の都市生活者にとって、「地方にすまう」というのは、身構えてしまうだけの心理的距離やハードルがあるのかな。
そういう先入観もあってか、最近では移住に伴って、狩猟生活を志す人が増えたのか?と思って、エゴサーチをかけてみたのですが、
「県またぎ」または、「月またぎ」「週またぎ」など、地理的な「またぎ」または時間的な「またぎ」で使われているのがほとんど。
まぁ、たしかに普通に「またぎ」といえば「またぐ」ほうを使うよね。
狩猟の「またぎ」を重ねてしまう妄想って、「移住」ってなんだかすごいこと。的な気負いが自分の中にもまだまだあるのかもしれない。
「移住」x「納豆菌」
これは、正直エゴサーチして驚いたのですが、意外にいくつも出てくるんですね。
海外へ移住するとき、現地の納豆が高いので、自作する人。
海外移住にかかわらず、都市生活を離れると、身の回りにあるものでなとかしようとするブリコーラジュ的能力が求められるわけで、そう考えたとき、「菌」というのは、改めて貴重な資源になるわけですね。
パンデミックな昨今、「菌」というとネガティブなニュアンスが強いですが、日本や地域の発酵文化を考えてみると、あえてその土地の根ざした食文化を楽しむことや、「菌」を通じて慣れた味をどこにいても、追求し続けるスキルもまた、「菌」を通じた新たな文化伝承の形になるのか。なんて、妄想が膨らみます。
「移住」x「あつ森」
仮想空間での移住は面白いので、また今度。
いや、書くか。
あつ森は、まだテント暮らしなので、何も語る思い出はないのですが、同じ島に住むうちの小三の娘が「パパのテントにゴキブリ出てたで」とか、「パパの家の前に拾った家具色々置いといたから」とか。
ネットゲームとかソーシャルな仮想空間の会話を日常空間でしていると、ふと通りかかった知らない人に「ぎょっ!」とされる会話になるので好きw
あえて、PTAの真面目なお母さんの前で、「こないだ借金して買ったもの。返済し終わったの?」とか言ってみたい。
移住と関係ないけど、新しい世界に住んでみる。という意味では、仮想空間はまさに現実空間からの心の移住。
コロナ禍でテレワークとか見直されているけど、エストニアのように、行政手続きがほとんどオンラインになれば、どこに住んでもいいわけだし、逆にいえば、働くために住む場所を選ぶのではなく、子育てや豊かな暮らしを求めて、まだまだ遊休の土地を探し選びとることもできる。
よっぽど隔離されたまたぎのような山暮らしならともかく、狭いわりに多様な文化を形成している日本の場合、移動手段がある人なら、どこにいてもそれほど不便しないどころか、未知なる体験がたくさんまっている。
あつ森なんかに安住せず、バック背負って突然旅に出てくるような娘にならんかなぁと妄想しつつ、この仮想空間やデジタルがおこす未来の移住のあり方は、改めて書いてみたい。
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