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【7/19(水)朝の相場情報】小売売上高レビュー!ECB、日銀ハト派姿勢を見せる…

おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。

昨日の米株式市場は続伸。バンクオブアメリカやモルガンスタンレーの決算が銀行株の買いを誘いました。ナスダック+0.76%、S&Pは+0.71%、ダウは+1.06%となりました。

ドルは小幅高。円は下落に転じたため、ドル円は138円台後半で取引終了しています。


本日は、

18:00 ユーロ消費者物価指数


となっています。

昨日発表があった

引用元:Bloomberg


前月比【予想:+0.5%】に対し【結果:+0.2%】となりました。

一方で、GDPの算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高は前月比+0.6%と前月の伸び率(+0.3%)の2倍に加速しました。予想は+0.3%でした。

このことからアメリカの底堅い消費&インフレ鈍化の兆しから景気回復への期待が広がり株高となりました。


しかし、ブルームバーグのエコノミストによると

「需要に対する逆風は強まりつつあるとみてるで。金融面の厳しい状況が比較的所得の低い層に偏った形で影響を及ぼすで。それが向こう数カ月、小売売上高への重しとなるんちゃうか」

と指摘。


こちらは一昨日の記事ですが、

引用元:Bloomberg


これは高金利と金融機関の慎重姿勢によるもので、特に自動車ローンでは却下率が9.1%から14.2%に上昇し、2013年の調査開始以来初めて申請率を上回ったようです。


なるほど。

コア売上高が示すように、大きな消費は減少傾向で小さな消費が下支えしているようなイメージでしょうか。

これらから今後は小売売上高は上がりづらいという可能性があります。


これまで米経済を支えてきた(実際にGDPの1/3を占める)旺盛な消費ですが、少し陰りが見えつつあります。

このようにインフレとは別の問題が出てきしましたので、やはりインフレとの戦いは最終局面を迎えている気がします。

ですが、すぐに利下げとはならないと思いますのでまた今後のデータに注視していきたいと考えています。


また、昨日は

引用元:Bloomberg


引用元:Bloomberg


ECB、日銀が現在行われているG20中央銀行総裁会議で、共にハト派姿勢を見せる展開となりました。


クノット・オランダ中銀総裁は、

「7月は利上げが必要やと思うで。その後はせいぜい可能性で、決して確実ではないで」と発言。


植田総裁は、
「(物価)目標との距離や見通しを毎回の金融政策決定会合できちんとチェックし、前提が変わらない限り全体のストーリーは不変やで」

と発言しました。

これを受けてユーロ、円は売られる展開に。

今週金曜日の消費者物価指数次第ではありますが、やはり日銀は今月の会合では”修正なし”の可能性が高いかなと見ています。


最後に各通貨のインデックスをみておきましょう。

・ドルインデックス 日足

やはり底堅い形となってきました。一旦戻りがありそうです。


・円インデックス 日足

かなり上髭が長い陰線となりました。

かなりしんどい状況かと思います。ここからの上昇は難しいんじゃないでしょうか。


・ユーロインデックス 日足

ユーロも上髭。

もう少し上昇はありそうですが、上の白線(月足ピボット)あたりで一旦止まりそう。


・ポンドインデックス 日足

ポンドも大きな上髭をともなった陰線となりました。

こちらも一旦調整がありそう。


というわけで、本日も引き続き【ドルの戻り狙い】をしていこうと思います。

ドル円は下がればロング、ユーロドル・ポンドドルはあげればショートしていきたいなと考えています。



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