見出し画像

【SDGs特別授業】@ 宇治市立南宇治中学校

1. 久々の学校の空気

2020.6.12(金)
この日は、SDGs事業推進機構のお仕事で、京都の氏にあります宇治市立宇治南中学校にお邪魔し、「SDGs特別授業」をしてきました。
学校が再開してから2週間と間もない状況。
朝の8時に学校につくと、下足箱の前に一列に並ぶ生徒たち。その前には体温計をおでこにピピッとしている校長先生。
私たちは控室の校長室に通されて、担当の先生と今日の流れを確認。朝の会開始のチャイムが鳴って数分後、校長先生が校長室に戻ってこられました。
「ごめんね。せっかく来てもらったのにほったらかしで。やっぱり子どもを一番に守るのが僕の仕事やから、あそこから離れられへんかった。許してください。今日は長丁場になるけどよろしくお願いします。」と。
学校が再開されたとはいえ、まだまだ余談は許されない状態ではないことは間違いありません。各学校、各学年、各先生方頭をフル回転させて対策を取られていることだと思いますが、この校長先生のように「子ども第一」で動いてくださる先生がいっぱいいる学校だと、通う生徒も通わせる保護者も安心だなと感じました。
その環境を作ることが大人の責任としては当たり前だと言われればそこまでなのかもしれないですが、それが難しい。こうしたリーダーのいるところで働きたい、そう感じました。

2. SDGs特別授業

一般社団法人SDGs事業推進機構は、主に企業へのSDGsを事業に加えるための研修やコンサル、また今回のように学校に行き、先生向けや生徒向けの講義等をしています。
私が参加させてもらう講義は初めて。
JICAの出前講座で小中学校には昨年何度か行っていましたが、SDGs普及のためというのは初めて。
代表の大橋さんと90分間で生徒にお話しさせてもらいます。
本来であれば3学年まとめてというお話しだったのですが、世はソーシャルディスタンス!
生徒同士の距離が近すぎる問題は許されません!
なので、3学年時間を分けて実施することに。
90分×3回させてもらいました。

画像3


子どもたちにとってSDGsはまだまだ新しい言葉。今年から小学校の教科書に載るようになったのですが、中学校は来年から。2030年に向けこれから、理解を深めていくことになりそうです。

初めの70分でSDGsの17のターゲットの説明と、世界の中にある児童労働や私たちの身近にある食べ残しの問題の事例を出し、SDGsをより自分ごとに考えてもらえるようなお話を大橋さんからありました。
そんな前半に続いて、後半は私のこれまでのブラジルの活動の事例を踏まえながら、ブラジルの教育問題、また日本国内の外国籍児童の学習率の低さを伝えました。
こうした世界の状況と、それを改善し「誰も取り残されない」世界を作るSDGsの取り組みを知り、「今の自分たちには何ができるのか」と何かしらの行動の変化や、意識の方向付けをさせるというのが、今回の私たちのゴール。
子どもたちの真剣に話を聞く様子や、メモを一生懸命とる姿をみていると、嬉しく嬉しくなりました。

画像1

3. これからの活動

今回、学校で話をさせていただき、子どもとのやりとりをする上でやっぱり子どもの持つ可能性に携われるのは楽しいことだなと感じました。
なんやかんや、オンライン職業講話で中学生ともこれまで関われていましたが、やっぱりこの時間が楽しい。
今後は、このSDGsの活動はもちろん出前講座やオンライン職業講話で子どもたちの視野を広げる活動に携わり続けられたら嬉しい。
もっともっと自分から動き、その環境に身を置けるよう前に進んでいくしかないですね。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?