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【けっこう重要】「大きなおならが聞こえたら伏せる」


「M16アサルトライフル」は米軍の正式採用銃で、1960年のベトナム戦争で初めて実戦投入された。以来、60年近く現役で使用されています。


アサルトライフルというのは一般的な歩兵が戦場で使っている銃のことで、戦争映画でよくある、敵味方が撃ち合うシーンで映っているあれ。防弾チョッキを貫通する高い殺傷能力があり、至近距離ならブロック塀も粉砕する。

ブロック塀が吹き飛ぶなら、生身の人間にむかって撃ったらどうなるか? は描写すると残酷になるため割愛します。


つまるところ、M16は警察が持っている拳銃なんか比じゃないくらい威力がある。子供と横綱が相撲をとる、ぐらい違う。

しかも自動小銃という名前のとおり、引き金に指をひっかけておくだけで、ひたすら弾を出しつづける。おそらく30発も数秒で。(戦場でパニックになった兵士が撃ちまくって弾がなくなる問題を解決するため、「自動射撃(オート)」以外の操作もあります)

拳銃の場合は、引き金を引いて、撃って、また引き金を引いて、を繰り返す必要がある。3発も撃ったら疲れるし照準も狂う。でもM16なら疲れ知らずに撃ちまくれる。弾倉の30発を撃ち尽くすまで、数秒で。


街中でM16に狙われたらどうするか?


瞬間、ここは戦場と同じになる。ベトナム戦争や湾岸戦争、イラク戦争と同じ。つまり僕らにできることは何もないので、とりあえず地面に伏せるしかない。

伏せるとなにが良いかといえば、弾道に対する表面積を最小にできるからで、立っている場合に比べて10分の1ぐらいになる。つまり被弾する確率が10分の1になる。外れ弾(跳弾など)が当たる確率も、ぐっと下がります。

銃声が聞こえたら伏せる、というのは万国共通の一般常識だけど、日本ではあまり浸透していないので、この機会にぜひご家庭で話し合っていただけたら幸いです。

「そもそも銃声を聞いたことがない」というのはごもっとなので、まずは「大きなおならが聞こえたら伏せる」という身近なところから日々鍛錬をつんでいただけたらと思います。

おなら音 → その場で伏せる。

おなら音 → その場で伏せる。

はい、苦笑されているそこのあなた。一回騙されたと思って実際に伏せてみると、本番でも有効に活用されますので、ぜひ。伏せた経験がないと、その時になっても動けませんので。



*海外の射撃場で銃声を聞いたことがありますが、まあまあ動けなくなるぐらい大きな音です。

**実際のところ、瞬時に銃声かどうかはわからないと思いますので、わからなくても「大きな破裂音」が聞こえたらその場で身を低くする、というのは重要かと思います。

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