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Ai…!?

この本めっちゃ面白い。去年のおんなじ時期に読んだ、AI関連の本はひたすらにAIを小馬鹿にして、職業を奪われるわけなんかない。みたいな、僕らが聞きたがっている事を言うだけのつまらん本で、AIに関する興味がその時薄まっていたけれど、徳井直生教授の授業受けてみて、再びAIについて、少し勉強してみようと思えた。
この本の中で、貫かれているAIに対するある種の尊敬のようなものは、なんとなくこれまで培ってきた、人類の共有しているものに対する尊敬のようにも思えた。常に、AIとのリアルタイムなセッションを模索していく姿はマジで、カッコいいし今年限りでこの大学を辞めてしまうようで、ホントに悲しい。

この本の中での、AIとランダムの違いに関する記述は、どこか京都に似てる気がする。
京都という街は、僕ごときが何か語るには深すぎる歴史を持っている街だが、少しだけ無礼を許してほしい。現代の京都の町並みを探索すると、どこか統一された色を感じる。それは茶色だ。しかし、その茶色の彩られ方がどの家も同じではないため、定められたルールの中で、イキイキと脈動する京都という街をすごく感じるのだ。コピー・アンド・ペーストではないのに、何か似ている。その姿は、何かAIの生成する物にも、同じような気持ちを感じてしまう。

この本まじで、面白いです。


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