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前を向いて生きていく

2021年、私は前を向いて生きていく。

2020年はコロナ禍で、何も上手くいかなかった。今もまだ、コロナ禍は続き、上手くいかないことは多い。けれど、そんな時だからこそ私は前を向いて生きていく。

私は気分障害という病気と闘っている。病気のせいで時折襲ってくる希死念慮、無くなった仕事、上手くいかない毎日。コロナ禍を余計に暗くすることばかり自分の身に降りかかる。

それでもせめて、前を向いて生きていたい。

春が近づいて、調子も良くなってきた。このまま自分の調子をコントロールして、また仕事をしたいと思っている。それと同時進行で、無謀だとは分かっていながらも、文学賞に応募することを目標としている。

この文章を読んでいる方はお分かりだと思うが、私には文章を書く才能はあまりない。それでも、応募することを決めたのは自分の描く物語をどこかで完結させたいと思ったからだ。

それならネットでもいいのではないかという疑問はごもっともだと思う。けれど、ネットの海の中に流してしまうよりも、文学賞に挑むという目標があった方が、自分にとって良いのではないかと思ったのだ。

その理由はいくつかあるのだけれど、締切というものがあるということが一番大きいかもしれない。だらだらと書き続けることは簡単だけれど、締切までに書き上げるという経験は自分にとって重要なものになると考えた。

私はいままでいくつかの小説をネット上にあげてきた。そのいくつかの中には完結に至らなかったものもある。そんな私が、ある程度の文量がある小説を期限内に書き上げるというのは、とても難しいことのように思えて、新しい挑戦にはもってこいだと思ったのだ。

次にあげる理由としては、自分の小説がどの程度の物かを知るきっかけになるということだろうか。ネット上にあげている小説を見る限り、私の文章力は低い。人気が出るようなものは書けない。今までネットで書いた小説のPVは惨憺たる結果である。

最近更新して、完結した小説に至ってはPVが最後の方はゼロである。つまり私の小説は、最後まで読ませる力がないということが窺える。そこまで分かっているのなら、挑戦なんてしなくてもいいじゃないかという声も聞こえそうだ。確かにそれはそれで正論なのだろうと思う。けれど、私はその挑戦を経て、最後まで読んでもらえる小説を書く力を養っていきたいと思うのだ。

いつかは自分の書いた小説を本にしたい。そんな夢を三十路を越えて追いかけたくなった。今更だと言われても、お前ごときがと言われてもいい。私の書く物語で人の心を動かしたいと思うことは悪いことではないはずだ。

文章力は書いていくうちに身に着くだろう。私には私の書けることがあるはずだと信じている。自分を卑下してしまうのが得意な私だけれど、これからは前を向いて生きていく。そして自分なんかという言葉を吹き飛ばせるようになりたい。

2021年からの新しい私はそんな風に進んでいくのだ。



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