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引越の搬出準備中/1トンの本の荷造り

佐藤ひろおです。会社を休んで早稲田の大学院生をしています。
三国志の研究を学んでいます。

愛知県から引っ越します。
ぼくの引越準備の目標は、「引越のためだけに使う時間」を最小化すること。荷造りをすると、部屋の雰囲気が変わり、日常生活が中断してしまう。日常生活が損なわれると、快適性が損なわれる。なるだけ日常生活を直前まで続けたい。あたかも引越なんか無かったかのように、勉強したり、散歩したり、友達と会ったり。それらをギリギリまで続ける。
究極の理想は、引越の当日に搬送業者によって呼び鈴が鳴らされ、しれっと「あ、今日は引越だったか」と思い出して、その場で整えて、さっさとリュック1つで移動する。

……が、そういうわけにもいきません。
「24時間は捨てる」と覚悟を決めて、搬出の24時間前(まる1日前)から搬出のための段ボールづめを始めました。
「段ボール小」に本をつめると、約20キログラムです。体重計で測ったので、間違いないです。そして、その20キログラムの段ボールが、30個、40個と部屋に積み上がっていく。

ただし、箱詰めのための箱詰めは、たったまる1日の作業とはいえ、ムダです。できれば、蔵書の整理をしたい。捨てるものは捨てる。つぎの研究に使えそうなものを選り分けて、つぎの発表に備える。
資料や本は、集めっぱなしのまま、放置しているものが大量にあります。ちょうど1年ぐらい前にも、大量に本を捨てたのですが、

それでも全然、本が残っているし、追加で購入している。
上の記事で、捨てた本の分量を、「50キログラム」と書きましたが、もっと捨ててたと思います。蔵書家は、本の冊数と重さを過小評価する傾向がある。未成年の喫煙者が「吸ってねえよ!」と言い、アルコール中毒の患者が、「たしなむ程度」というのと同じでしょう。

あらかた本の分類と箱詰めができた。
本を本と思わず、機械的に物理現象として箱詰めするならば、もっと短時間で終わると思うんですけど、背表紙の吟味をしていると、疲れる&飽きるので、やっぱり24時間をギリギリで使ってしまいそう。

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