6月は大学院生・大学生は「健康」のふんばりどころ

佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。

大学院で同じゼミに出席している学生たちが、ぱらぱらと体調をくずし始めました。特定の流行病があるというよりは、
・春学期(4月~7月)の折り返し地点
・暑くなったり、涼しくなったりする

という要因だと思います。
単純に体力を使い果たして、疲弊してくるんですね。ぼくも修士課程1年生のとき、これぐらいの時期がとくにツラかったです。けっきょく勉強って、「健康」じゃないとできないんですよね。

いまぼくは博士課程の1年生です。「充電期間」「インプット期間」「アイドリングの期間」とみずから定め、敢えて気楽に過ごしています。同じ先生のゼミのなかで博士課程に進学したので、修士課程のときよりは、だいぶ気楽だと思います。
湯島聖堂(東京都文京区)の一般向けの講座で、定年退職後の大学教員(その界隈ではレジェンド、ビッグネーム)の話を聞きにいったり。

行列に並び直すことの比喩

昨日は、年上の良識あるひとから、「佐藤さん(ぼくのこと)は、情報を集めたり、職業がら(経理職)いろいろ計算している感じがするけど、会社を離れて大学院に来るという一点については、計算を度外視して無謀なことをやるので、不思議ですね」って言われました。
そうですかねー?って返しましたが、
あとからちょっと考えてみれば、情報を集めて熟考したからこそ、会社を離れるんだなと思いました。

スーパーマーケットでレジに並んだり、行列ができている屋台に並ぶときに、「別の列のほうが流れが速い」「並ぶ列を間違えた」というとき、並び直さないと、心身の健全性が損なわれると思うんですよ。

「このレジだけ進みが遅く、他よりも2倍ぐらい時間がかかっている。下手をしたら、閉店時間に間に合わない。前方を窺うと、特定の顧客でトラブっているのではなくて、そもそも担当員がゆっくり過ぎる」
「焼きそばが食べたいのに、クレープの列に並んじゃった」
というとき、さっさと他の列に移ってこそ、「正常」だと思うんです。30分ぐらい列に並んでみた結果「さっぱり前進しない」「到達しても、欲しいものが買えない」ならば、列を変えないことのほうが不合理ではないか。

レジの流れが悪いからといって、「早くしろ」「オレの順番はまだか」と怒鳴っても仕方がない。みんな善意をもって一生懸命やっているが、その速度しか出ない行列は、残念ながらあるのだ。
自分より後からきたひとが隣の列に並び、さっさと支払いを済ませているからといって、嫉妬してても仕方がないですよ。

また、「オレは焼きそば屋さんの行列で1時間も待ったのだから、最優先でクレープを購入させろ」というのも、意味が分からんっす。

会社に粘って、どうにかこうにか逆立ちし、内部で無理な要求を通そうとすることは、サンクコスト、損切りっていう概念で言い表せそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?