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複数のSNSで発信する(べき?)理由

佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。

企業の経営者、広報担当、あるいは人事、
もちろん営業担当(販売促進するひと)は、
2020年代の当世において、SNSの活用は必須だ!!

みたいなこと、言われますよね。

大学教員、研究者もまた、「発信しろ!」
みたいな要請を受けるようです。

まあそうだなあ、、と思うわけですが(だれにも知られなかったら、自社の商品を買ってもらいにくいし、自分の意見・成果を届けられない)、そうなってくると、もはや「仕事」ですから、

・売り上げ目標
・告知が到達した回数(インプレッション)の目標
・告知が到達した後、購買行動につながる確率
・告知を到達させるための母集団の形成

など、さまざまな変数と確率に分解することができるでしょう。
SNSの分析は、難しい数式ではない(要素と確率に分解すればよい)。このネタでキラキラなスライドを作り、フリー素材やAI生成画像で飾って「コンサル」を売り込むことはできましょうが、、退屈な算数はいったん忘れて、

ぼくがいちばん重要だと思うのが、
・ひとつのSNSをやりこむこと
以前に、
・複数のSNSを同時に運用すること
だと思ってます。

ひとつのSNSで濫発はNG?

ひとつのSNSでめちゃくちゃ活発に活動しても、見るひとも疲れちゃうし、投稿頻度が一定数を超えると、食傷気味になるのではないか。少なくとも、マーケティングや告知活動として、労力が大きいわりに効果が上がらないだろう。むしろフォローを切られる。

発信自体が、当人の「救い」になっているなら、好きな頻度で発信すればいいと思います。……が、「いいね」稼ぎなどの中毒症状が出ているならば、距離を取ったほうが幸せになりそう。

ツイッターで、1時間に1回投稿されても、「仕事として」の投稿ならば、頻度が高すぎる。1日に1回ぐらいで十分ではないか。
youtube動画も、毎日配信は、既存のディープなファンは喜ぶかも知れないが、1週間に1本ぐらいで十分ではないか。
※名刺代わり、告知用・仕事用として割り切った場合です

SNSではありませんが、書籍を毎月のように出版されると、ただの本棚のジャックでしかない(それがマーケティングなのだ、と言われればそれまでだが、あまり有効だと思えない)。それよりも、前回の本からかなり差分がある内容で、1年に1冊でれば十分に嬉しい。半年に1冊だと、出涸らし・出尽くし感が出る。

複数のSNSのほうが有効な理由

ひとりの人間でも、
「職場で出会うとイヤなやつだけど、たまたま会社そばの定食屋でランチを一緒に取ったら、わりと良かった」
「尊敬しているのに、飲み会だと話がつまらなかった」
※酒乱で羽目を外しているわけではないのに
みたいに、出会うシチュエーションによって、人物の印象ってだいぶ変わると思います。
発信する側(本人)が意図的、戦略的に使い分けていなくても、受け取られ方が変わることがあるでしょう。理由は不明ですが!!!

ツイッターは全然ダメだったけど、noteは読めた。
youtuberのツイッターは、なぜかすべてツマラナイ。
書籍を著者本人が解説する動画なのに、なぜか退屈。

これらをたくさん経験します。

マーケッター?にコンサル?してもらえば、「プラットフォームの性質、ユーザーとフォロワーの属性にあわせて発信すれば成功する」と言われるかも知れませんが、そこまで器用に使い分けられるひとは、もはや人間ではないと思います。
「見られる」「人気を獲得する」に特化した役者さん(俳優)ですら、急に演技や立ち居振る舞いが魅力的になったり、ダメになったりする。どの演技もいまいちなのに、バラエティー番組?なら見られたりもする。満を持してyoutubeに登場!されると、オーラがゼロだったりもする。

とにかく試行回数を増やせ!
何が当たるか実験しろ!
という、マッチョなビジネス思考の話をしたいのではなくて、「そういうことって、あるんですよねえ」ぐらいで受け取って頂ければ。

・自分の発信への反響が鈍くてだるい
・もうネット(ひいては社会)がつまらない
・発信も受信も飽きてきた
というとき、複数のSNSのあいだを渡り歩いてみれば、退屈を解消することができるのではないかなと。それぐらいの話でした。

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