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円安と「除く日本」投資

佐藤です。円安が進んでます。
ぼくは5日前、働かずに生活費・学費を支えるため、「除く日本」で投資する(日本以外の外国株を買う)という話をしました。

皆さまは、「外国為替なんか知るもんか」かも知れませんが、前の記事と関わりがある範囲で、軽く触れさせて下さい。

無題

年初からだと、1ドル=115円から、1ドル122円に上昇。
海外で買い物がしにくくなりました。

では、「除く日本」で投資していたら、どうなったの??
という話ですけど、日本円換算で利益が出てます。

年初にアメリカ株を1万ドル、買っていたとする。1ドル115円ならば、買うときに115万円を支払わされる。
「あなた」は、1万ドルの株を持つ。
アメリカの株価が一定でも、いま、持ち株1万ドル分の評価額は、112万円です(1ドル=112円なので)。アメリカで株価が上昇しなくても、7万円の「含み益」が生じる。インチキくさいけど事実。

働くのが、バカらしくなっちゃいますね。って、トマ・ピケティが『21世紀の資本』で言ってた。ぼくが言ったんじゃないです(笑)

いや待てよと。
外国為替なんて、上がるか下がるかだれにも予想できない。
「今回はたまたま、円安になっただけ。ぎゃくに円高になったら、含み損が出る。これを利益にカウントするなんて、アンフェアよ」
という意見がありそう。それも正解なんですけど、ぼくは、日本経済の将来に「懐疑的」なので、日本株はあんまり買わないし、日本円の価値も下がると思ってます。※個人の感想

今回の円安は急激なので、さすがに10日ぐらいで戻すと思うんですが、「除く日本」で株式を持っておけば、
 ・日本より上昇しやすい海外の株価
 ・日本円の価値の下落分(円安)

の効果を、掛け算で受けることができます。

たとえば、1年で円安が6%進み(1ドルが115円から122円になるなど)、海外の株価が5%高くなれば、1.06*1.05=1.113で、日本円換算で11.3%の資産増になります。むなしいですね。まあ、趨勢に便乗しただけです。

くり返しますけど、外国為替は上がるか下がるか分からないし、株価も一本調子で上がるとは限らない。「振れ幅」とどのように向き合うか、が投資の勉強の本丸だと思ってます。

日本銀行の総裁が交替し、ある種類のメッセージを発表したら、秒速で10円ぐらい円高になる。ってこともあります。過去にもあった。

投資のカモ狩りにご用心

ひとつ注意したいのが、今回の円安を見て、
「だーかーらー、円を売っとけば(ドルを買っとけば)良かったでしょ。外国株を買っとけば良かったでしょ」とあおるのは、「投資家」の発想ではなく、「カモ狩り」の物言いです。
いまこの瞬間に、円高・株安がくるかも知れないので。

ぼくも、そんなに利益を取れてないんです。数十万円しかもうけてないので、投資家としては末端も末端。
金額でイキることはできない。思考を言語化することに重点がある。

円安・株高が確定だと思うなら、もっと高い比率で、外国株に資産をつっこんでおけって話です。しかし、それをしていたら、いまの東欧の戦争で「破産」してたかも。チビチビとしかやりません。
予想の的中!!をドヤりたいなら、日本円なんて持ってちゃダメだったんですよね。でも、けっこうな比率を日本円で持ちっぱなし(預金)です。

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