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私の研究ペース…遅すぎ!!

今週は、研究報告があまり上手くいかなかったので、ウダウダしてました。後遺症を引き摺って、1日か2日ぐらい、漢文を読んでないです。

今日の朝方3時にコンビニでお酒を買って(自暴自棄にはなってないです。飲む日であっても1日の上限は5%で500ミリリットルというのは、だいたい守ってます)2駅向こうの図書館に本を返しにいってきて……、

夜明け前に早朝の図書館から帰ってきて、
だいぶ酔いも覚めたし、汗を流してから寝るか(この時点で朝5時ぐらい)って思ってたら、お風呂場で、失敗した研究報告をくつがえすというか、切り開くためのアイディアが思い浮かんだんです。

先生にメールしそうになりましたが、さすがに意味不明なので自制して、つぎのレジュメを作ろうと思いました。推理小説のキャラクターなどは、「発想の転換だよ」ってよく言いますけれど、それに準じる思いつきだと思います。偉いひとの注意力は稀少資源なので、ぼくなんかが、小まめな状況報告によって奪ってはいけないのです。かたちにしてからご説明します。

むかし学部時代は、2回生のとき研究室に配属されましたが、卒業論文を書こうねっていう、キックオフ的なレクチャーは、3回生の終わりに受けた気がします。その後、4回生のとき、3ヵ月に1回(半期に2回)卒論にむけた発表の機会がありました。
そのペースが染みついてるんです。おいおい、あれは初めてのとき、手取り足取りしてもらったときのペースだろうと。

大学院のゼミ報告も、半期に1回か2回は回ってきますので、それを目安に勉強してたんですけど……、ぼく、気づいちゃったんですよね(笑)これって、1年か2年かけて、1本の論文を書くひとのペースじゃないかと。

はっ!!私の研究ペース、遅すぎ……!!

こんなふうに、チンタラしていたら、アイディアも練られないし、ブラッシュアップも遅れます。本当に、「1年か2年在籍して、やっと1本書けました」みたいになってしまいます。あかんやろと。

「いやいや待ちたまえ、そんなに気軽にポンポン書けるものじゃないよ」っていうツッコミが入りそうですが(おもに経験者から)、いまの自分の時間の使い方を振り返ると、論文を書くために使っている時間って、発表の前に2週間か3週間ぐらい。半期に2回の報告があるとして、せいぜい6週間。1ヵ月半ですよね。しかも、強化週間ですら別のこともしている。
6ヵ月のうち1ヵ月半。4分の1しか使っていなければ、そりゃあ論文なんて、全然できあがりませんよね。研究が捗りませんよねと。

論文にあてる以外の時間も、史料を読んだり、翻訳をしたり、授業の準備をしたり、いろいろしてますよ。好きな勉強をしている(=遊んでます)けど、論文にあてている時間が少なすぎる。
もっとコンスタントにアイディアを出して、先行研究を読み込んで自分に必要なかたちで整理し再構築し、レジュメを先生とか院生に投げかけていかないといけないのではないかと。トライアンドエラーが少なすぎるというのは、昨日だったかに書いたとおりです。小刻みに回せ。思いつきでもいいから提出して、議論するなかで、見つかることもあります。今回も、まさにそんなパターンだと思います。まだリベンジはしてないですけど。

最低でも、月1回ずつぐらい何かを聞いてもらって、半年に2~3本ずつぐらい、論文を完成させてゆく。
これが査読が通るのか、世間から評価されるのかというのは、別の問題です。というか、そもそもトライすらしていないのに、「2年後を見ていろよ、すごいのを一発、当ててやるからな」って、絶対に失敗するひとの発想法というか、負け犬の台詞じゃないですか。アホかと。

結果を出したければ、時間や労力を投入すべし。トライアンドエラーを回すべし。それを通じて、「それ専用の筋肉」がついてきて、成功する。絶対に成功するとは限らないけれど、少なくともこれ抜きでは成功しない。
ものすごく、当たり前のことしか言ってませんけど、それを実践していなかったぼくは、何なんですかね。死ぬんですかね(バカすぎて)。

「サラリーマンを定年退職したら、渾身の自伝を1冊書いて、世間から尊敬してもらうんだ」という、スーパー愚か者オヤジに、思考パターンが接近していたかも知れません。思考パターンは違うにせよ、やってること、それと同じじゃないかと。やばいやばい。気づいてよかった。

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