Hiroro

初めまして。私は2年前にコロナ重症肺炎で死にかけました。そして後遺症になり1年半ほど寝…

Hiroro

初めまして。私は2年前にコロナ重症肺炎で死にかけました。そして後遺症になり1年半ほど寝たきり状態でした。自身、あるいはご家族やご友人でコロナ後遺症で苦しまれている方に少しでも「希望」を感じてもらえたら嬉しいです。歌を歌っています(下のYouTubeボタン👇)

マガジン

  • コロナ&ワクチン後遺症〜克服日誌〜

    アルファ型重症肺炎で生死をさまよってから後遺症となり、底から約一年半、ほぼ寝たきり生活からスタートしました。感染してから2年になりますが、私と同じ後遺症で今も苦しんでいる方へ、少しでも参考になればと執筆を始めます。

  • 皆既日食〜闇の先に見つけた光〜

    コロナ後遺症という「孤立」 愛着障害という「孤独」 二つの「孤」が重なり合った時、 私は初めて人生に絶望し、真剣に死のうと考えた。 いつ死んでもおかしくない。 誰にも決して愛されない。 そんな人生にいったい何の意味があるのだろうか。 この物語はそんな絶望の淵から「生きる希望」を見つけた、ある中年男の話である。 【執筆動悸】 「自分が何を恐れ、何に傷つき、何に絶望したのか」 を書きながら心の傷を回復させていこうと思い、執筆を始めました。 ノンフィクションです。 時折、重めの描写をするかも知れませんので、気分を害する恐れがあります。 あらかじめご了承ください。

最近の記事

大嫌いな桜

私は桜が嫌いだ。 なぜなら亡くなった母を思い出すからである。 母は大学卒業前の冬に末期の肝硬変で亡くなった。 亡くなるひと月ほど前、母が倒れて入院した時に、私は東京から地元の病院にすぐに駆けつけた際、母から「お前は大学に戻って勉強しろ!」と諌められた。 今思えば「自分のせいで大学を卒業できなかったら」と親心からのことだったのかもしれない。 それもあって1ヶ月間で私は二回しか見舞うことができなかった。 危篤の知らせが届いた時には吹雪に見舞われ、電車が止まってしまい帰

    • 後遺症と障害の切り分け

      地獄の3ヶ月間私は、8月にWebデザインの職業訓練校を卒業してから3ヶ月の間、ハローワークの担当者のアドバイスや紹介状をいただきながら、35社ほど求人に応募しました。 訓練校に入る前までは、コロナ後遺症が治りきらず、不安を抱えながら訓練を受けました。修了するまでには日常生活は出来るようになっていました。 そして就職活動している中、貯蓄は底をつき、キャッシングローンの利用残高もどんどん減って行きました。 将来への不安と、生活の不安を抱えながらの求職活動で無理が生じたためか

      • 吐き気

        入院して二日目からレムデシビル(ベクルリー)の投与が始まった。 ここから5日間の点滴投与される予定である。 「ハッピー・ハイポキシア」のためか、酸素飽和度が91%前後にも関わらず、それほど苦しくはなかった。 当時の私は楽観的だった。 そして三日目から地獄が始まった。 吐き気である。 味覚と嗅覚はほぼなし。 朝昼晩に出る病院食はただでさえ薄味なので、何を食べているのかさえ分からない。 私は食べ物に関しては「好き嫌い」は特にない。 野菜も肉も魚も好き。 それが白米

        • 始まりの夜

          防護服を着た看護師の気配にぼんやりと目が覚める。 鼻にはヒンヤリとする酸素がチューブから送られていた。 左の人差し指には脈と酸素飽和度チェッカーが付けられ、腕には点滴の針が差し込まれている。 ベッドは息苦しさを紛らわせるため、少しだけリクライニングになっていた。 真剣な顔つきで彼ら彼女たちは1時間おきに機械の数値をチェックしている。 その緊張した眼差しから「自分の命が尽きようとしている」のが本能的にわかった。 令和3年6月未明の夜中のこと。 私はコロナで重症肺炎

        大嫌いな桜

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          2本
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        記事

          福祉事務所に行ってきました

          今日は区内の福祉事務所である「生活援護課」に相談しに行ってきました。 相談内容は、 ・就職がなかなか決まらないこと ・家賃を払えなくなるぐらい生活が困窮し始めていること ・働き始めても後遺症で仕事を続けることができるか不安なこと ・将来への不安から鬱がぶり返してきていること です。 悩みに合わせて二人の相談員の方に話を聞いていただきました。 メモを取りながら一生懸命に聞いてくださり、それだけでも心が軽くなりました。 そして相談員の方から、 本当にお辛かったですね。

          福祉事務所に行ってきました