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捨て活で見つけた私の履歴書の切り抜き|因果倶時

今日は気候変動関連とは異なる投稿をします。今日はYoutubeを見ていると、明日は捨て活が開運行動のこと。そうかと、早速、そういえば机の引き出しで整理されていない箇所があるなと、早速整理をしていました。そこで見つけたものから今日の記事を投稿します。


1|因果倶時

すると、最近はスマホの登場で全く使わなくなってしまった、前にとても気に入っていたおしゃれなシステム手帳が出てきました。
さすがにもう使わないだろうと、処分をしようと中身を見てみると、ずいぶん前に日経新聞の私の履歴書を切り取って保管してあるのを見つけました。みると2009年2月26日の記事です。もう15年も前の、ドトールコーヒー創業者の鳥羽博道さんのわたしの履歴書です。

そういえば当時、この「因果倶時」という言葉に感銘を受けて、取っておいた記憶が蘇ってきます。

因果倶時とは、鳥羽さんの座右の銘とのことで、私の履歴書では次のように述べています。

原因と結果というものは必ず一致するという釈迦の言葉だ。現在の果を知らんと欲すれば過去の因を見よ、未来の果を知らんと欲すれば現在の因を見よ。この言葉を知った時、身の引き締まる思いがした。現在の自分は過去の積み重ねの中にあり、将来の自分がどのようになるのかと考えるなら、一日一日の積み重ねの中に将来の自分がある、と理解した。
・・・
この言葉を知った時、恐ろしい思いがし、一日一日を真剣に生きよう、いや一日どころか一分一秒もおろそかにはできない、と息の詰まる思いがした。私はこの言葉を忘れないように紙に「因果倶時」と書き、会社の机の横に貼り、出社する度に「今日一日が将来につながるのだ」と自分に言い聞かせ、仕事に打ち込んできた。

2009年2月26日 日本経済新聞|私の履歴書より「因果倶時」の部分を抜粋
2009年2月26日 日本経済新聞|私の履歴書(ドトールコーヒー創業者の鳥羽博道氏)

2|今日の大切さ

因果倶時という言葉を改めて読み、今のこの会社業績は過去の結果かとか、そうだな将来の心配するなら、まず今日一日を精一杯努力すべきなのだなという当たり前でありながら、できていないということに反省をすることができました。

気候変動とは関係がないと思いながらも、カーボンニュートラルが達成できなかったらという心配をする前に、まず動かないといけない、眼の前でできることをやらないければならない、と気持ちを新たにすることができました。

3|この記事には他にもこんな良い言葉が!

この記事はこんなに小さなスペースにもかかわらず、因果倶時以外にも、ハッとする言葉、鳥羽さんの座右の銘が多く散りばめられていて、改めて読むと、この濃度の濃さに感動して、唯一この記事を手帳に挟んでいたんだなと思い出しました。過去から、今の自分へのメッセージのような、そんな気持になりました(笑)

以下のどの座右の銘も、心にグッと来るいい言葉だなと本当に思います。これが今のドトールの強さの厳選になっているのかな、って改めて思いました。

「長の一念」
(課なら課長、部なら部長、社なら社長。長として立つ人の一念によってすべてが変わる。問題は社員ではなく、すべて社長の自分にあると考えるようになり、社員への苛立ちも消えていった)

「働き一両、考え五両」
(一の努力は一の成果しか生まないが、アイデアを持って一の努力をすれば五の成果が出る。世の中には努力する人や一生懸命な人はゴマンといる。アイデアを持って努力しなければいけないと痛感した)

リーダーは「主師親の三徳」を備えなければならない
(主人としての面倒見。師匠としての指導力。そして親としての厳しさと温かさ)

「品質は人質」
(品質の追求とは全精魂をつぎ込む格闘技のようなものだ。私たちがコーヒーの焙煎技術をすべて解明するのに四十年かかった。品質に妥協しなかったからこそ得られたノウハウだ。そうして確立したノウハウも、最終的に駆使するのは人なのだ。)



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