考017 TAKINO SHOELACE
靴紐に進化の余地があるとは考えてませんでした。
ちょっとした革命、というと言い過ぎかもしれませんが、なんというかブレイクスルーを感じています。
良いという評判を聞いて、まあでもそうは言っても、、、という気分で使い始めてみたのですが、一言で言うと
靴紐にまつわるストレスがなくなった。
あまり意識したことがなかった事項ですが、答えを示されてみると、ストレスを感じていたんだなぁと改めて思いました。
①ヒモ穴への入れやすさが3倍(数字の根拠は僕の気分です笑)
普通、プラ系の樹脂でまとめられている先端の処理が、TAKINOでは金属(アルミ?)になっていて、先端が丸くなっています。この丸さが、想像以上に効果を発揮します。少し狭い穴でもスムースにスルリと入っていく様に、思わずおおっと声が出てしまいます。
革でしかも職人の手作りのスケート靴は、紐の穴は必ずしも均一でないし、綺麗に空いてないこともあります。また何枚かの革やケブラー、カーボンなどが重なっているレイヤー構造のため、穴の途中に段があります。よくできた紐でもプラ閉じのものは先端がカバーされずに角があるため、ここに引っかかってしまうことがあります。そうして引っかけているうちにプラのカバーが割れてしまったり、なんてことがあります。
金属製の利点として、耐久性のアップも特筆すべきでしょう。 まだ使い始めですが、そうそう割れたり外れたりすることはなさそうです。
②穴通しの滑りのよさも3倍(数字の根拠は僕の気分)なのにしっかりホールド
スケート靴は特殊な用途のため、「絶対に緩まない」ことがポイントです。そのために蝋引きをしてあったり、樹脂加工で引っかかりやすくしたり、いろんな工夫がされて来ました。そうしてそんな「緩まない」努力の結果、締めるときも緩めるときも滑らない屈強な靴紐になっていました。
TAKINOの靴紐は、見た目も手触りも、そして使用感もソフトで滑らかです。少し伸縮さえします。引っ張ると伸びる分、幅が細くなりスルスルっと通っていきます。
通りが良いということは、ちゃんと締められるのか心配になりますが、大丈夫でした。伸びて、なぜかぴたっと止まります。
③難点はやや短いところだが、、、
スケート靴に用いる靴紐は180cmや200cmなど、やや長めが多いです。それらに比べると短いです。一番上の穴に通して結ぶのには十分な長さがありますが、カスタムシューズで、下の方までしっかり緩めないと脱ぎ履きできない靴だと、1つ2つ穴から外すことになるかもしれません。
でも、大丈夫です。ヒモ通しが異常に楽なので。本当にスイスイ入っていきます。
これまでいろんな靴紐を試してきましたが、TAKINOの靴紐、紐の概念をちょっとだけ覆す、良い商品です。
TAKINOホームページ
http://www.takinoracing.com/product/accessories/takino-lace
国内だとKAZAXで取扱があるようですね。
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