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日本から行きたい① 中国・北戴河(ベイダイヘイ)インラインスケート大会 前編

だれでも世界中から、スケート背負って北京に集まれ

 中国という国はいろんな意味で日本とは違います。その違いはときに桁が二桁違うようなぶっ飛び方をします。
 スケート界で10年前まではアジアでも後塵を拝していた中国は今や世界の中でも強豪国になり、愛好者の数だけで言ったら世界で1番か少なくとも2番と言えるまでになってしまいました。
 その趨勢はひとえに「国がヤル気かどうか」の運に左右されるものですが、ひとたびヤル気になった中国の爆進ぶりはどの分野でも驚異であり脅威です。

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 2010年代後半に入って中国はインラインマラソンレースを積極的に推し進めていて、この北戴河以外にも、銀川、武夷山、成都など年間4〜5のイベントを企画しており、そのどれにも1000人規模の参加があります。その中で一番のメインとなるのが北戴河大会です。

 北戴河大会はマラソン等のスピード系競技だけでなくスラローム、インラインホッケー、スケートボードなど複数種目が同時開催で、全体で5000人規模の大会になっています。北京からまっすぐ東へ300km、綺麗なビーチを持つリゾート地でもあります。

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 この大会にヨーロッパ、南北アメリカ、アジア、オセアニア、アフリカ、全大陸からスケーターが招待されています。各人で現地集合というのはハードルが高すぎますので、中国の大会では大抵大きめのハブ空港に集合になります。
 そして空港から先は全てフルアテンド、現地での交通から宿泊まで全て連盟が面倒をみてくれます

レースだけじゃない。寄り道観光も楽しい

 各大会それこそレースが無かったら一生行くことはないような場所でレースが開かれます。北戴河への道すがら万里の長城での観光の時間も取ってくれます。(希望者のみ)

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 レース本番までに数日の余裕があり、その間に世界中の選手たちと仲良くなれます。こうした機会に繋がりができると、また他の国へ行った時に再会したりして楽しみが広がりますね。

▶︎ 後編へつづく

 

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