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CAの卵、新人訓練

航空会社に客室乗務員として入社して、すぐに新人訓練が待ち受けています。
この新人訓練期間がまあ〜濃い。毎日訓練、テスト、訓練、テスト、テスト…

アテンションプリーズという上戸彩主演のドラマを皆様覚えているだろうか。あれはまさにCAの新人訓練期間をドラマにしていますよね。
あのドラマをCAになってから見返すと本当に泣けます…
個人的に一番泣けたのは上戸彩が一人だけOJTに進めず落ち込む中、トイレの手洗い場でスカーフを足元に落としてしまい、ハってなって泣きそうな表情でゴシゴシスカーフを洗うシーンです。(合ってる?伝わる?)
ドラマだから誇張している部分やこんなのありえないよ〜って部分も多少あるが、
ほぼ、あんなかんじ。というかあれの100倍厳しいです。泣

客室乗務員としての入社が決まると入社月が知らされます。そう、CAは全員4月に入社しないのです。順番に地上で訓練を受け、その後実機訓練(OJT)に進み、複数回フライトをした後晴れて独り立ち、訓練バッチが取れるのです。

新人訓練の時の思い出といえば同期と部屋に集まり必死で今日習ったことを振り返り、練習を夜遅くまで繰り返したことです。
あとはココスに入り浸りずっと勉強していたり。青春ですね。辛かったし大変だったけどあの期間があったから同期との絆が相当強固なものになるんだろうね。

救難訓練においては名前を呼ばれた時の「はい!」の返事の声が小さいとまず怒られます。後にも先にもあんなに声を張ることはもうないのだろうな…
個人的に救難訓練は不得意ではなかったと思う。が、スライド滑走は本当に苦手で、きゃー!て悲鳴を出してしまったこともありました。

つらつらと書いてきましたが、他の会社に入社したことがないので、これが一般手的に厳しいのか易しいのか、比較対象がないのでわかりません。ですが今振り返ってもこの新人訓練期間は本当に濃密な時間でしたし、学生気分の抜けない甘ちゃんガールにビシッと喝を入れてくれて教官達本当にありがとうございます。

そんなこんなでCAの卵たちはOJTに巣立っていくわけであります。最後はみんな大号泣ですよ。

この春、私は新たな一歩を踏み出したわけですが、新人訓練の時のことを思い返すと春の風が吹いたようなとても気持ち良い感覚になります。このような気持ちになれる日々を駆け抜けた22歳の自分、頑張ったね、ありがとう!

未来のCAの卵ちゃんたち!応援しています。

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