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RTAはどうやるのか?

ひろピーです。
今回はRTAのことについて触れていこうと思います。


RTAとは?

RTAとはReal Time Attackの略でゲームのプレイ開始から終了までのタイムを計って争う遊び方です。ゲームタイトルのカテゴリーのルール(縛り)に従ってプレイしていきます。海外ではSpeedrunと呼ばれています。
例えばスーパーマリオワールドのRTAは1 PLAYER GAME選択後、最初のチビマリオが出現するタイミングでタイムの計測開始です。カテゴリーのルール(縛り)に従っていきラスボスのクッパにメカクッパを6回当ててピーチ姫が出現するタイミングでタイムの計測終了です。(一部のカテゴリーでは異なる状態で計測終了となる)

スーパーマリオワールドのRTAの場合、最初のチビマリオが出現するタイミングでタイマーがスタートする。
ラスボスのクッパにメカクッパを6回当ててこのようにピーチ姫が出現するタイミングでタイマーがストップとなる。

自分がプレイするゲームによって計測開始や終了のタイミングは異なります。Speedrun.com(以下SRC)のルールを読んだり実際に走った人の動画を見たりするといいでしょう。

RTAの魅力

通常プレイとは異なりいろんな技を使ってできるだけ早くクリアしていくところを見られるのが魅力的です。バグ技だったりムービースキップ技だったりショートカット技だったりなど、通常プレイではほとんどやらないことをしてきます。特に難しい最速技が決まった時は拍手がもらえるくらいうれしいことでしょう。あと実力だけでは早いタイムが出せない運要素も絡んでくるゲーム・カテゴリーもあるのでこれも面白いところです。
数分くらいで完走できるゲーム・カテゴリーもあれば完走に10時間以上もかかるゲーム・カテゴリーもあります。完走までにかかる時間も短いものから長いものまであるのでRTAならではのいろんなシーンが見られることでしょう。

RTAはどうやってやるの?

ここではRTAを始めるための準備を説明します。

最低限必要なもの

自分がプレイしたい機種・ゲームソフト、モニター
※例としてSwitchのゲームならSwitch・ゲームソフト、PCゲームならゲーミングPC・ゲームソフト
LiveSplitまたはストップウォッチ

あると便利なもの

パソコンとキャプチャボード(配信・録画に必要)
スマートホンでの直撮り(配信・録画に必要)
ビデオカメラでの直撮り(録画に必要)
YouTubeやTwitchなどで配信もするならネット回線・アカウント・OBSなどの配信ソフト
SRCに申請するならSRCのアカウントと実際に走った記録動画

RTAの練習方法

RTAの練習方法はゲームタイトルやカテゴリーによっていろいろとあります。
例えばスーパーマリオワールドの練習としてはSwitchを使うのがおすすめです。SwitchでプレイするにはNintendo Switch Onlineに加入する必要がありますが、ミスしてもやり直しができる巻き戻し機能や練習したいステージまで行けるどこでもセーブ機能などがあります。Nintendo Switch Onlineに収録されているゲームとかなら練習がはかどると思います。
ゲームタイトルによって練習方法は変わってきます。実際に走った人の動画を見て練習するのも上達が早くなるかと思います。
ただし最初から難しい技に挑戦する必要はありません。早さよりも安定した技の方がいいタイムが出る可能性があるからです。いきなり難しい技を決めようとすると練習時間が無駄にかかって他の場面の練習に時間を取れなくなります。安定した技である程度いいタイムが出てから上級者がやっている技をやっていくのがいいでしょう。

RTAは上手でなければいけないの?

RTAは上手にならないといけないかと思いますがそうではありません。RTA初心者でもどんなタイムで完走しても大丈夫です。
例えば世界記録が1時間20分のカテゴリーだとします。1時間25分で完走する人もいれば2時間かかって完走する人だっています。
つまりどれだけ遅いタイムでもSRCに申請することができます。
前記の例で2時間かかって完走した場合、世界記録とは40分も差があるわけですから、ミスしたところを練習したりして世界記録に少しでも近づけられればうまくなってきているということです。
初心者向けは安定した動き、中級者向けはちょっと攻める動き、上級者向けは最速で攻める動きというようにレベル別に技を習得していけば自分のペースでうまくタイムを縮めていくことができます。最速で攻める動きをいきなり習得しようとするよりも安定した動きを習得すればいいタイムが出ることが多いです。
世界記録や上位を狙いたいなら最速技をほぼミスなく決めないといけません。練習や通すのに多くの時間が必要となります。何ヶ月もかけて世界記録や上位を狙っているのに一生出ないなんてこともあるわけです。
最初は自分にとって無理のない目標タイムを立ててそれから世界記録や上位を狙うようにすればいいでしょう。
記録狙いをしている人の場合、どこかでミスして自己ベスト更新の可能性が無くなればリセットをして走り直しをしてきます。ただしあえて完走して次のいい走りに備えておくのもいいでしょう。時間が長いゲーム・カテゴリーでは時間の関係でリセットをしないことが多いです。

RTAにおける運要素

あと実力だけでは早いタイムが出せない運要素が絡んでくるゲーム・カテゴリーもあります。いい運を引いて最速タイムで抜けられる事もあれば悪い運を引いて大きなタイムロスになるなんてこともあります。
例えばスーパーマリオワールドで5-2でのヨッシーを使った角抜け技。最初の周期でうまく角にはまれば75%の確率で下へ抜けられます。ということは25%の確率で下へ抜けられないことも起こるわけです。うまく角にはまれたのに下へ抜けられなかったらガッカリです。(正確には状況により下へ抜けられる確率が変動)こういった技が運要素というものです。
運要素はいい実力でもどうしようもない事なので悪い運を引いたらそれはそれで仕方ないです。

5-2でのヨッシーを使った角抜け技。
運が良ければこのように下に抜けられる。
運が悪いとこのようにして抜けられない。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
TwitchでスーパーマリオワールドのRTAなどを配信しています。いろんなカテゴリーに挑戦しています。
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