仙台89ers:2022-23シーズン 第36節(5/6,7 Home Game vs 群馬 at ゼビオアリーナ仙台)プレビュー
◯これまでの仙台
前節のレビューはこちら。
4月後半に入って茨城戦で殴り勝って以降、オフェンスはすっかり平均70点前後のシュート精度悪く決めきれないいつもの仙台に戻ってしまうと、ディフェンスのほうは持ち味のインテンシティの高さはどこへやらという感じの失点具合。特にいずれの試合も前半の出来が異様に悪く、そこでつけられた差を最後まで詰め切れず敗れ去る展開が続きます。
前節北海道戦でも結局2連敗、今季1度も北海道から勝利を挙げれられなかったばかりか勝敗数でも抜かれて自力での地区最下位脱出はもはや不可能、最終節で北海道が1勝でもした時点で地区最下位が確定してしまいます。仙台としては最終節で2連勝が地区最下位脱出の最低条件となりますが・・・。
◯群馬クレインサンダーズ
今季は1月にAwayで対戦、Game1では3Qまで優位にGameを進めながら、4Qで大量失点、少量得点となってしまい最終的には20点強の差をつけられるなんとも不甲斐ない敗戦で、Game2は後半の入りの悪さが響いた形での敗戦と2連敗しています。
前回対戦のレビューはこちら。
群馬はシーズン前半は好調を維持し、A東京から少し差はありながらも地区3位前後をキープして勝率も5割を超えていましたが、2~3月のBye Week後は調子を落として勝ち星がなかなか上げられない状況が続き前節時点で借金が2の状態。調子が悪い中でスコアラーのジョーンズも負傷離脱と弱り目に祟り目でしたが、前節はFE名古屋相手に連勝をして一息ついて、今節はジョーンズも復帰する可能性も高そうです。
前回対戦ではやはりジョーンズの得点能力と、並里のファンタジスタぶりにしてやられたところがありますし、前回不在だったターズースキーもロースターにいるあたり、ジョーンズ・並里の平面でのオフェンスに気を取られると、ターズースキー・キーナンの高さで押してくることも容易に想定される、まったく油断のならないクラブです。また日本代表候補のチェンバースもシュート能力が高く、帰化枠のパーカーの力強さは2季前のB2での戦いで身にしみてわかっているところ。
◯今節の展望
前回対戦時にはお互いに主力選手を欠いた中でのGameでしたが、仙台のほうは渡辺の大けがにともなってPGが小林だけ、また得点源であったトーマスも負傷離脱と台所事情が苦しい中、Game2ではGame1に相手選手との激突で脳震盪となった田中までベンチを外れるという状態でした。
今節はおそらく双方ともベストの布陣で臨むことと思いますが、仙台としては前回対戦時にはまだ仙台に加入していなかった青木と、けがで欠場していたトーマスの働きがカギとなってきそう。特に青木には並里をバチっと止めてほしいところです。また群馬がパーカー投入で3BIGとしたときにジョーンズに対峙するであろう田中あるいは澤邊、渡部のディフェンスの頑張りも不可欠ですし、あとは最近ちょっと元気のないインサイド。ここはしっかり踏ん張ってリバウンドを頑張ってもらわないとここ最近と同様の厳しいGame展開になってしまいそうです。
さて泣いても笑ってもレギュラーシーズンは今節2Gameをもって終了です。ここまで仙台はB1残留の目安であった勝率3割、18勝はクリアしたものの、そこから足踏み状態が続いています。相手群馬も他のクラブ同様、非常に手ごわいクラブではありますが、GW開催のHomeでのダイキエンの中、何とか2連勝として20勝到達を果たしてほしい。我々も今季1番のダイキエンでもって選手たちを後押しして有終の美を飾りましょう!
それではまた。
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