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仙台89ers:2021-22シーズン 第24節(3/5,6 Away Game vs奈良 at ロートアリーナ奈良)プレビュー

◯これまでの仙台

こんにちわ、2週間ぶりのエントリーとなりました。理由は言わずもがな、まだまだ収束の様相を見せないコロナ禍にあって、1月まではクラブ・選手から一人の陽性者も出すことなくシーズンを進められていた仙台でしたが、先月第21節のあと第22節の直前になって志村社長、バーレルの陽性が判明。幸いにして第21節の対戦相手だった東京Zの関係者に影響はなかったものの、選手から陽性者が出たことで活動休止を余儀なくされ、第22節のHome Game福岡戦は残念ながら中止となりました。

他の選手に広がってなければいいな、と思っていたところ、週明けには選手・スタッフから複数名の陽性者がさらに発生してしまい、療養・待機期間に重なった第23節のAway Game青森戦も事実上仙台の選手派遣が不可能なために中止が決定。これで対戦相手起因による自宅待機期間で中止になっていた第19節Home青森戦、第20節Away愛媛戦を加えると一気に7試合が中止になってしまいました。

この2月はいずれも難敵ではありますが東西の比較的下位のクラブとの対戦が多く、少しでも多くの勝ち星を伸ばして上位クラブを追撃するチャンスでもあったので、その辺はちょっと巡り合わせ的に運がなかった感はありますが、そこは選手やスタッフ・関係者の健康が第一なので致し方ないでしょう。

3/3現在、中止が決まった試合のうち、第19節Home青森戦と第22節Home福岡戦は代替開催が決定しましたが、第20節Away愛媛戦は2試合とも消滅、第23節Away青森戦は代替開催が未定な状況となっています。

3/2には全体練習が再開、このままいけば今節はたぶん3週間ぶりのGAMEに臨むことになります。

◯バンビシャス奈良

仙台より先んじてコロナ禍の影響をうけてしまっており数試合の中止があり、うちHome開催の越谷戦2試合が消滅しています。

現在西地区では7位となかなか苦しいシーズンな模様で、シーズン当初から率いていたフェルナンドHCが解任、同じく青森を解任されていた堀田氏をHCに迎え、巻き直しを図っているところでしょうか。ちなみにフェルナンド氏は先日青森のHC就任の報がありましたので、トレードのような形になりました。

選手の方はかつて仙台でもプレイしたマンガーノ、センターのオトゥーレを軸に、ベテラン横江、兄に負けじとアグレッシブなプレイを見せるマブンガが脇を固めますがなかなか思うようにいかない状況は続いていましたが、前節東京Z戦ではついに連敗がストップ。その勢いをもって療養・待機期間明けでチームコンディションが調いきらない仙台を喰ってやろうと襲いかかってくることでしょう。

◯今節の展望

今節のGAME実施に向けてようやくチームとしての活動を再開はしましたが、2週間ほどの療養・自宅待機期間明けからGAME開催までは3日間しかありませんので、やはり連携面、細かなボールのタッチなどに不安が残ります。2月初頭の試合中止・待機期間後の東京Z戦ではシュート精度がものすごく悪くなっていてかなり苦労してましたからね。

しかし思い出してほしいのは1月末に同じく療養・待機期間から復帰直後に対戦したFE名古屋の戦い方。あの節、仙台はFE名古屋に付け入る隙がありながらも悔しい連敗を喫した節でありましたが、FE名古屋がとってきたのは、ディフェンスの約束事の確認と遂行でした。

双方強固なディフェンスに持ち味があるクラブでしたが、FE名古屋のディフェンスを前にオフェンスの精度を高められなかった仙台の方が最終的には押し切られる形になったのも記憶に新しいところです。

もっとも、仙台はFE名古屋と比べるとオフェンスの面で不安定さがあるクラブでありますので、ディフェンスを頑張れても苦しい戦いになるであろうことは、先の東京Z戦で証明済みなのですが、選手たちとしてはプレイする足も重いかもしれませんがディフェンスからまずはしっかり入ってほしいところ。そこらへんはうまいことプレイタイムをシェアしてあたってほしいですね。

期待がかかるのは、今回幸いにも陽性にはならなかった荒尾でしょうか。外国籍選手3人が軽症で済んだにせよ療養が続いていたこともあり、上に書いたようにプレイタイムのシェアという意味では今節は荒尾の存在と活躍がとても重要になりそう。

また、2月の東京Z戦では足を痛めて欠場していた寒竹も怪我をしっかり治す期間に充てられて、今節復帰の可能性もありますが、こちらはシュートタッチがこの3日でどこまで戻せるかも気になるところ。

とにかく西地区の下位相手とはいえ、チームコンディションを考える限り勝利を手にするためには総力戦の様相を呈してくるのは間違いなさそう。苦しい中ではありますが、今節しっかり下位相手に勝利を掴んで、以後シーズン終盤まで続くの東西上位陣との熾烈な戦いで少しでも多く勝利していくための橋頭堡としたいものです。

それではまた。

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