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仙台89ers:2022-23シーズン 第35節(4/29,30 Away Game vs 北海道 at 北海きたえーる)プレビュー

◯これまでの仙台

前節のレビューはこちら。

茨城戦、秋田戦と90失点以上のGameが続いていたところでディフェンスの引き締めが急務だった仙台、前節は強豪A東京相手に前半と後半で全く違う顔を見せながらも2Gameとも70失点台で抑えることができたのはやや改善の兆しがありました。しかし激しいディフェンスの代償とでもいうべきか、与FTの本数が20本を超えるのも珍しくなく、FTをきっちりと沈めてくる他クラブに易々と点を与えてしまっているのはかなりもったいない形。

一方オフェンスのほうは相変わらず波が大きすぎ。3Pなどが確率よく決まるGameも時々あるのですが、今季は結局ここまでシュート精度の悪さという課題はあまり改善に至っておらず、前節Game2のように全く3Pを決められないようなときは本当にお手上げ状態です。特に外国籍選手の得点が伸びないときは苦しく、日本人選手で安定的にスコアリングできる選手の台頭が望まれますが、その候補たる澤邊、岡田、渡部あたりがもう一皮むけてほしいところです。

◯レバンガ北海道

今季WeekDay GameをHome & Awayで1Gameずつ対戦し、北海道が2勝しています。Homeでは北海道の出足の鋭いディフェンスに仙台オフェンスが封じられ、今季ワースト3に入るであろう得点差の割には非常に乏しい内容での敗北、Awayではスコアリング能力にたけるロングに託した北海道にインサイドを蹂躙される形で最後に押し切られるという悔しい敗北でした。

前回対戦のレビューはこちら。

北海道はこの終盤に入ってやや調子を上げてきており、その立役者は復調してきたロングでしょうか。前回仙台との対戦ではインサイドを支配し34得点を奪ってみせると、前節茨城戦Game2でも39点を奪うなどさすがの昨シーズンの得点王たる活躍ぶりを見せています。またモータムも上背がありながら器用に3Pを決めてくるあたりは全く侮れません。

アジア枠のラモスはいかにもフィリピン選手らしいテクニシャンですし、日本人選手でも司令塔の寺園、正確なシュート力を持つベテラン橋本、茨城戦で爆発して見せた中野などこちらも油断ならない選手ぞろいです。

◯今節の展望

北海道は前節茨城相手に1勝1敗とし、そのおかげもあって仙台は前節連敗したにもかかわらず来季B1への残留が決まるというなんとも複雑な感情があります。しかも北海道には勝敗数でも1Game差に詰め寄られ、今節の結果いかんで東地区の最下位とブービーが決定しそうな気配。仙台としてはここまで2度の対戦で2度敗れている以上、東地区最下位を自力でまぬかれるには北海道に2勝か北海道と1勝1敗の時は最終節で群馬相手に2勝しないといけません(2敗した時点で自力での地区最下位回避は不可能になります)。

北海道は勝ち数こそそこまで伸びていませんが、非常にハイスコアリングのGameを得意としているところがあって、そこは茨城と少し似ているかもしれません。すなわち、シュート精度に難のある仙台としては北海道相手にしてはいけないのは点の取り合いの展開を挑むこと。やはり仙台としては自らの持ち味をしっかりと前面に出して、ディフェンシブでロースコアの展開に持ち込むほうが勝機は高そう。

また、前回北海道は徹頭徹尾ロングのインサイドワークで仙台に対峙してきたわけですが、ここは最近少し元気がなかったバーレルが復調の兆しを見せていますので、その奮闘に期待したい。インサイドを支配されきれなければさらに仙台のペースに持ち込むことも可能になりましょう。

今節はAwayでのラストGameにして今季のレギュラーシーズンは今節含めて残り4Game。しっかり今節2つ勝って東地区最下位からの回避を確定させてほしいところ、今節は多くのダイキエンを送る仲間が札幌に向かっているようで非常に心強いかぎり。ワタクシはさすがに今回現地には参れませんが、仙台からありったけのダイキエンを送りたいと思います!

それではまた。


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