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仙台89ers:2021-22シーズン 第15節(1/3、4 Away Game vs香川 at 高松市総合体育館)プレビュー

明けましておめでとうございます。2022年もよろしくお願いいたします。

さて連日各地で激戦が続きます2021-22シーズンのBリーグですが、2022年は暦の巡り合わせで1/1、2が土日にあたるため、新年明けてそうそう各地で試合が組まれております。

我が軍、仙台89ersはAWAYの地で香川と1/3、4に対戦。しかしながら会場の都合があることでしょうから致し方ないとは思うのですが、TOの時間が1/3が18時なのはまだいいとして、1/4が13時というのは流石にどうにかならなかったんでしょうか・・・。

1/4といえば正月休暇があるであろう多くの企業の仕事始めの日じゃないですか?その辺、いろいろ事情はおありだと思うので一概に言えることでもないと思いますし、大きなお世話なのも重々承知ですが、集客やらバスケットLiveの視聴(ファイヤー機能とか)を考えたときに、仕事始めの日とはいえ、この日は一応平日です。その「平日の真っ昼間」に開催というのはいかがなものなのか・・・。せめてこの日も18時、いや15時TOぐらいにはできなかったのでしょうか(仕事始めの日は実質半ドンみたいなところはおありでしょうし)。もちろん1/4から仕事のワタクシもリアルタイムでの視聴観戦は不可能です・・・。

と、決まった日程にこんなところでグダグダ言っても詮なきこと、前節水曜の開催からAWAY GAMEに臨むにあたり中4日置けたということをポジティブにとらえることといたしましょう。

◯これまでの仙台

11月に自滅癖とも言える試合運びの拙さとリズムが壊れた時の脆さ、そしてけが人の多発と強敵が相手の12月をどう乗り切るかが非常に心配された仙台でしたが、結果としては首位FE名古屋からも勝利を1つもぎ取るなど7勝2敗と大幅な勝ち星の積み上げに成功し、東地区単独2位までに浮上してきました。

よくなかった11月と12月を比べてみると、オフェンス時のリズムが悪くなった時もあまりディフェンスの強度に波及しなくなってきたところでしょうか。佐賀戦こそガルシアやヘソンの個人技に押し切られそうになったギリギリの勝利と押し切られてしまった展開で敗北と11月の悪かった時のようなGAMEではありましたが、熊本戦、山形戦、FE名古屋戦、越谷戦ともしつこいディフェンスが遂行でき、前半が劣勢でも後半に盛り返しての勝利や、大きくないリードをしっかり守り切ったうえで勝利できました。

特に、1試合当たりの失点数がB2の1位2位の対決だったFE名古屋戦では、前半で作られた大きなリードをひっくり返して見せたり、敗れたといえども1試合当たりの得点数がB2で2位でもあったFE名古屋を今季最小得点に抑えたのはとても印象的。

ただ一部で話題になっているようですが、仙台はインテンシティ高くしつこいディフェンスを売りとするクラブではありますが、基本的にマンツーマンで強く当たり、虎視眈々とスティールや相手のミスを誘うスタイルなので、悪い言い方をすれば非常にハンドチェックが煩いクラブです。なので、ジャッジがハンドチェックを厳しめにとる場合はファウルトラブルに陥りやすいという弱点もまろび出てきました。

そうしたジャッジの基準に早めにアジャストしてくれればいいのですが、ジャッジに不満をためては選手だけではなくHCまでジャッジと戦い始めてしまうのは黄援している身でももう少しどうにかならないものか、というところがあります。HCや選手たちのGAMEにかける熱さは好ましい部分ではあるのですが、行き過ぎてしまい1試合で必ず選手かベンチがテクニカルファウルを献上してしまうような状況は逆に好ましいものではありません。

試合運びの面では成長の跡がみられますが、GAMEにかける熱さはそのままに、それでいて冷静にGAME展開を見極められる、メンタル面での成長ができれば、仙台はまた一つ上のクラブになれるのではないでしょうか。

◯香川ファイブアローズ

何はなくともウッドベリーと兒玉の2枚看板。特にウッドベリーは毎シーズン得点王上位に顔を出す、インサイドからもアウトサイドからも自在に点を取ってくる香川の絶対的エースです。そこに19-20シーズンに加入した兒玉が、PGにして高い得点力で対戦相手を苦しめます。今シーズンは滋賀からブラントが加わり安定感が増したようなところがあり、現在7連勝と西地区で首位をひた走っています。

そういった絶対的な存在を持ち、西地区1位でかつ1試合当たりの得点数がB2全体で2位にありながら、得失点差は前節までで94しかありません(仙台は144、FE名古屋が406)。つまりは失点上等、少しでも失点した以上の得点を取れば勝つんだよ、といったスタイルといったところでしょうか。

◯今節の展望

仙台の過去2シーズンほどの香川との対戦を振り返ってみますと、やはりウッドベリーや兒玉に手を焼いたうえ、いずれも上述のように点の取り合いかつ僅差で決着と、相手の土俵にのせられてしまったところがあります。

仙台としては熊本やFE名古屋に対して遂行できたインテンシティ高いディフェンスを香川に対してもできるか、というところが大きなポイントになってくることでしょう。過去のように香川の土俵に乗せられないことがまずは大事といえます。

とはいえウッドベリーを止めるのは生半可なことではできませんし、ウッドベリーに気を取られると兒玉やブラントなど脇を固める選手たちに得点を浴びせられることにもなってしまうわけで、仙台ディフェンスの真価が問われる節になりそうです。

とはいえ、これまでB2でも高い得点力を誇る熊本については、ハミルトンにこそ手を焼いたもののピークや木田はまずまず封じ込めることができましたし、FE名古屋については両GAMEともランダルにはそこそこ得点を許すもGAME1では石川やルーク、GAME2ではクウェリやジョーンズに思うような得点をさせなかったディフェンスができました。このいずれも得点力の高いクラブに遂行できたディフェンスで仙台の土俵に持ち込めば勝機は見えてくるはずです。

12月で得た自信をもとに、AWAY GAMEなので1勝1敗であれば御の字なのかもしれませんが、連勝を重ねて2022年最初のHOME GAMEへ凱旋してきてくれることに期待しましょう!

それではまた。

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