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仙台89ers:2023-24シーズン 第13節(12/20 Home Game vs 茨城 at ゼビオアリーナ仙台)雑感

第13節のプレビューはこちら。


◯試合前トピック

今回は特にございません。


大変申し訳ございません、私事で恐縮ですが日々の業務が忙しくGameを見返す時間がなかなか取れないでおりまして、今節もGame中の短評と、Gameの全体的な感想を「最後に」にて書き記します。


◯Game(12/20 19:05 TO)仙台75茨城71

Game1のスターターは以下の5人で前節と変わらず。Gameに先立ち以下のリリース。岡田が前節に引き続き、前節Game2でDNPだった渡辺もエントリー外に。

13 阿部諒
14 青木保憲
21 渡部琉
45 ネイサン・ブース
52 ヴォーディミル・ゲルン

・前半、非常に低調な出来。前節からの疲労か下位に沈む相手を前にメンタル的に緩んでしまったかはわからないが、前半のFG%が30%を下回るのは由々しき事態。それでも茨城もそこまでFG%がよくないところで助かっていた。
・いつもはスパスパ入るブースのミドルレンジに全くタッチがないのが苦しい。チーム全体としてもとにかくシュートが入らないが、ORを頑張れているおかげで大きな破綻には至らず。
・9点ビハインドで迎えた後半、ディフェンスでリズムを作り出すと前半からっきしだったシュートもようやく決まりだす。モメンタムが仙台に移ったかな、となったのは渡部が連続で3Pを決めてみせたあたりだったか。渡部にとっては前節で活躍できたのがいいきっかけになったか、積極的なアタックでチームを盛り立て、この日のGame MVPとなった。
・3Qで逆転までもっていき、4Qはさらに勝利へ向けてギアアップをしたかったが、終盤再びシュート精度が落ちたのと連敗を止めたい茨城の意地にも押されて残り1分を切ったところで1点差まで詰め寄られる。この辺の終盤追い上げされた時に少し慌てる癖は改善要。
・勝負を決めたのはやはり終始優位に立っていたリバウンド。ORをしっかりとれていたことで茨城に反撃の機会をそいだことが結果的に効いた形。OR数は実に31本、うちゲルンが11本と奮闘。

◯最後に

前半の不出来にはフラストレーションがたまる一方でしたが、前段でも触れた通り、シュートが入らない分、ORを取れていたことで茨城を乗せきらなかったところからなんとか勝機をつかんだ形になりました。ただ茨城のほうもDRが29本ありましたから、シュートが60本は外れていたわけで、これはさすがにあまり褒められたものではなく、アテンプトが85本でメイドが27本のFG%はなんと31.8%という低調さでした。・・・と思っていたら、他会場では4QでFE名古屋が3点、群馬が2点しか取れていないあたり、仙台はまだマシなほうだったのかも、というのも少し驚き。

シュートが低調な仙台ではありましたが、茨城もプレビューで触れたスタッツ通りといいますか決していい状態ではなさそうで、積極的に3Pを放ってはくるものの成功率は24.1%と低く、ここが30%40%あれば今Gameは仙台に勝ち目はなかったかもしれません。あとはリバウンドはブラントが一人頑張っている状態だったのは仙台にとっては大いに助かった形でしょうか。

さてスタッツのほうを眺めてみますと、オフェンス面ではPPGは81.3→81.0と微減、OFFRTGは大いに下げたのではと思っていたらこれまでの107.8→107.8と変化なしだったのは意外。FG%は44.7%→44.0%とそりゃ下がるよね、といったところ。また今Gameでリバウンドを荒稼ぎしたところでRPGが41.5のリーグ3位に浮上、その立役者のゲルンが12.5RPGで堂々のリーグ1位となっています。

ディフェンス面では、OPP・PPGが80.6→80.1と少し下がり、DEFRTGが106.8→106.6とここはほぼ変わらずですが、仙台はオフェンスの不調さはあったものの、全体的にパフォーマンスが上がってこない茨城に対して、連戦の疲労も残る中しっかりとしたディフェンスは遂行できていたということでしょう。

バイウィーク後の連戦の影響か、コンディション不良の選手が多数発生している状況は引き続き気がかり。稼働可能なメンバーが8~9人という状況で総力戦の様相が続いては疲労もたまるばかりでしょうが、しっかりケアに努めてほしいところ。その点次節もHome Gameなのは助かります。またエントリーできなかった選手たちも、しっかり焦らず調整をしてまた元気に復帰してほしいものですね。

次節はクリスマスの週末にHomeで千葉Jと。千葉JとはすでにAwayにて対戦済みで、その際はEASLにも参加し仙台以上の過密日程下でチームコンディションが落ちていた千葉Jに対し1勝1敗とAwayの地で貴重な勝ち星を獲得。昨季も船橋で残留に向けた大きな勝利を上げるなど、Awayでの千葉J戦はそこそこ勝利を挙げられていますが、Bリーグが発足後はいまだHomeでは勝利できていない相手でもあります。

今季EASLも並行して闘っている千葉Jは仙台以上の連戦続きではコンディション調整もなかなか難しそうで、今季リーグ戦はここまで12勝10敗となんとか勝ち星を先行させている状況。そんな千葉Jには申し訳ない気がしなくもないですが、ここは仙台がHomeで勝利をあげるチャンスとも言えますので、仙台もなんとかコンディションを整えて迎え撃ってほしいですね。

それではまた。

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