仙台89ers:2021-22シーズン 第21節(2/12,13 Away Game vs東京Z at 大田区総合体育館)プレビュー
◯これまでの仙台
コロナ禍の拡大で各地で試合中止も出だしていた中、第18節までは89ers自体や相手チームが活動停止になることなく試合を順調に消化できていた仙台89ers。しかしながら第18節の山形戦終了後に山形の選手から陽性の方が生じてしまったことから対戦相手だった89ersの選手たちもBリーグ基準上濃厚接触者として活動停止に。結果、第18節直後にWeekday開催予定だった塩釜での第19節Home Game青森戦、その週末の第20節Away Gameの愛媛戦が中止ということになってしまいました。
幸いにして仙台の選手や関係者からは陽性者の発生はなく、1週間の自宅待機の後、今週月曜から活動を再開し、この週末の第21節Away Game東京Z戦に臨むことになります。
先月のFE名古屋戦で手痛い連敗の後、山形戦を連勝で飾り、そのままの勢いで連勝を重ねていきたかったところでしたが、中断を余儀なくされた後、その勢いが継続できるのかが焦点となりましょう。
◯アースフレンズ東京Z
これまですでに2巡の対戦をAwayとHomeで済ませており、仙台が4勝しています。前節は外国籍選手が出場停止やコンディション不良などでベンチ入りが2名しかおらず苦しい台所事情でしたが、仙台も少し相手に合わせてしまう場面もありながらもきっちりHomeで2連勝をもぎ取ることができました。
東京Zはその仙台戦の後バイウィーク中に選手からコロナの陽性者が出てしまい、第17~19節が自身の活動停止や相手クラブの活動停止に伴って試合が中止に。前節第20節では待機期間中に陽性になっていた選手を除いたメンバーで試合が再開されましたが、メンバーが揃いきっていない中で首位FE名古屋に立ち向かうのはさすがに厳しい結果となってしまいました。
またこの間にはアジア枠を活用して獲得したフィリピン代表選手のリアノが契約解除に。仙台戦の時にも帯同はされていませんでしたが、東京Zのスタイルに適合しきれなかったのでしょうか、もう少し見てみたい選手でしたので残念なところ。
今節もまだメンバーが揃わない中での戦いになろうかというところですが、若い選手たちは着実に育っているところが先日の仙台での対戦でも垣間見られ、バートンはかなり正確なシュート力の持ち主ですし、山内も粗削りな感じはありますが上背があり3Pも積極的に放ってくるモダンなビッグマンとして今後に期待が持てそうな感じがします。
◯今節の展望
上述の通り、仙台は特に離脱者もなく活動を再開でき、今節に臨むことになります。相手の東京Zもまだ体制が十分でないことが考えられますが、そこは遠慮せずにしっかり勝ちに行ってほしいところ。3月になるとまた東西上位陣との対戦が続くスケジュールになっている以上、今月の対戦ではできるだけ勝ち星を積み上げていかなければいけません。
東京Zは今節外国籍選手がどれほど出場できるのか、というところがポイントになってくることと思いますが、ノエリアやクロフォードも出場さえすれば東京Zとしては計算の立つ選手ですし、仙台としても前回Homeでの対戦と同様彼らをしっかり止める必要がありましょう。また、バートンのシュート力や増子などベテランの力も侮ってはならないところです。
気が付けば今節を消化すれば本来であればシーズン2/3が終了し、ポストシーズンへ向けてのボルテージが否が応にも高まってくるところです。仙台としてはFE名古屋や福島を追撃するためにももはや取りこぼしは許されない状況になってきました。
中止になった試合の代替試合が行われるかどうかは不明なところですが、消化試合数が異なる中でのレギュラーシーズンの順位決定がされるとなると、同じ貯金数であれば消化試合数の少ないほうがどうしても勝率で有利になってしまうので、一つでも多く貯金を稼いでおく必要がありましょう。
とはいえ、選手・スタッフが健康上万全な体制でいられることが第一、感染防止対策には引き続き取り組んでいただき、一節一節勝利を積み上げていってほしいところです。
それではまた。
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