仙台89ers:2021-22シーズン 第29節(4/2,3 Away Game vs西宮 at グリーンアリーナ神戸)プレビュー
◯これまでの仙台
2月はコロナ禍の影響で2試合しか出来ず、活動停止の日々を余儀なくされた仙台でしたが、満を持して3月から活動を再開すると、3/23の青森戦までは6勝1敗と好調を維持し、以降の東西上位陣との対決に弾みがついたものと思っておりました。
しかしながら好事魔多し、3/23に対戦した青森の選手からコロナ陽性者が発生してしまったことから仙台の選手も軒並み濃厚接触者判定となり、再び活動停止に。地震の影響で会場を替えてなんとか1Gameの開催に漕ぎつけようとした第28節の香川戦と、3/30に予定されていた青森の代替開催試合はあえなく中止からの消滅となってしまいました、仕方のないことではありますが残念至極。
今節も場合によっては流れてしまう可能性も考えられましたが、仙台からは待機中に2名の選手が発症、陽性となるも、他の選手は大禍なく、エントリー可能な選手数は確保できる見込みとして、実施される模様です(3/31現在)。
◯西宮ストークス
前回仙台で対戦時は、双方持ち味を遺憾なく発揮したバッチバチの試合展開となり、仙台は惜しくもダブルを逃す、というか締めるところはしっかり締めて勝ちを持っていった西宮の老獪さにしてやられたのでした。
西宮はやはり多少タフでも卓越したフィジカルでゴールを陥れていくジョーンズを中心とした攻撃の組み立てをムボジやハインズ、日本人選手のバックコート陣が支えるといった形になりましょうか。それに加えて、前回Game2のように「オフェンスマシーン」川村にギアが入ってしまうとこれもまた厄介なことになりますので、やはり一筋縄ではいかない相手であることは間違いないでしょう。
また先のGame1では仙台のオフェンスパターンをよく研究していたところが垣間見られ、何本もスティールを奪っていったように、ディフェンスも非常に手堅いところがあります。
◯今節の展望
東地区はFE名古屋が独走しており地区優勝はほぼ間違いなさそうで、仙台と福島がプレイオフ1回戦をHomeで行うべく地区2位の座を僅差で争う状況。
一方西地区は西宮、香川、熊本の3クラブで節が変わるたびに1〜3位の順位が変化する大混戦。3/31時点で1位香川と2位熊本はゲーム差なし、3位西宮が半歩後ろの0.5ゲーム差となっていますが、勝率では1%のスパンにこの3クラブが収まっているという超僅差。
今節の対戦もお互いに負けられないという想いが真っ向からぶつかるバッチバチの展開になることは間違いなく、最終順位によってはプレイオフ一回戦で対峙する可能性もあるためその前哨戦とも言えましょう。
ただし、仙台の方は前回対戦同様フルメンバーで臨むことは能わず、プレイタイムをシェアしつつ疲労マネジメントをしながら闘わないといけない状況。そうなると仙台としてはやはりアップテンポな点の取り合いというよりはインテンシティ高くディフェンスを粘っこく遂行して西宮にいかに得点させないか、というロースコアゲームに持ち込むのが得策か。
また外国籍選手は双方とも能力の高い選手が揃っていますが、仙台の方は荒尾が欠場になるのでバックアッパー不在の中での外国籍選手たちのファウルマネジメントも重要になりそう。
双方のキーマンとしては仙台は怪我から復帰した切り込み隊長の澤邊、西宮は前回対戦時はコンディション不良からかほぼ出場がなかった谷、Game2で爆発してみせた川村などになりましょうか。
いずれにせよお互いに勝ちたい、負けられない闘いの中、どれだけ気持ちを強く持てるかが勝負を左右しそうな今節のGame、これは現地まで黄援に行こうかなと思ったら飛行機代宿代チケット代モロモロ試算すると10万円ぐらいでは流石に無理なので、画面を介して両雄の対決を見届けたいと思います。
それではまた。
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