見出し画像

2020シーズン個人レビュー【GK編】

JSTATSデータ参照


背番号1 八田直樹

27試合出場(失点29) 2430分
1試合平均セーブ数 2.6
セーブ率(ペナルティエリア内) 58.2 %
セーブ率(ペナルティエリア外) 97.0 %


2019シーズンの好調を継続した勢いを見せた開幕戦の山形戦の好パフォーマンス。
しかし7節徳島戦、8節愛媛戦の複数失点を機に徐々に若手に出番を奪われる形に。
そんな中、シーズン途中で鈴木新監督が就任すると、
再びジュビロのゴールマウスはこの大ベテランに託される。
後方からの声掛けや持ち前のシュートストップでチームを立て直すと、再びチームは安定感を取り戻す。

プレー面ではこれまで得意とは言い難かったビルドアップが
ここ数年で急激に向上したのはビックサプライズではないか。
年齢関係なしに成長していくベテランがいると
若手の危機感や成長に繋がるので、チームには大きな存在だろう。

2021シーズンはJ1昇格のためにも
スタートダッシュできるかが鍵を握る。
この大ベテランの安定感には期待したい。

山形戦

松本戦

背番号21 杉本大地

8試合出場(失点10) 720分
1試合平均セーブ数 2.4
セーブ率(ペナルティエリア内) 52.4 %
セーブ率(ペナルティエリア外) 100.0 %

Jリーグチャンピオン横浜Fマリノスから移籍してきた
ジュビロの下部組織出身選手。
開幕戦にベンチ入り以降はなかなか試合に絡めずにいたが、
17節の新潟戦でスタメンに抜擢されると
特徴であるビルドアップの部分で他のゴールキーパーとの違いを見せ勝利に貢献する。
中でも、相手の1stラインをキック一発で超えてしまうフィードができるのは大きな強みではないだろうか。
また、ジュビロのゴールキーパー陣の中では1番サイズもあり、ハイボールにも強さを発揮した。あとたぶん声もでかい。試合中めちゃくちゃ野太い声が聞こえる。
しかし、20節の栃木戦では2度のリードを守り切れず、逆転負けを喫し、
また、41節の町田戦では自らのミスから失点を与えるなど
試合によって安定感に差があったのは確かなので、
2021シーズンはチームを勝利に導く活躍を期待したい。

新潟戦

山形戦

番外編

背番号31 志村滉

7試合出場(失点8) 630分

ここ数年は出番に恵まれずジュビロでのリーグ戦出場は2016年以来と試合経験から遠ざかっていた。
ピッチ上より、ピッチ外で目立つことが多く
ジュビロの宴会部長。1発芸を持っている。
それ故サポーターから愛されていた。

9節の愛媛戦よりスタメンに抜擢されるとポテンシャルの高さを発揮し、勝利に貢献するとその後もゴールマウスを守る。
長い手足を活かしたシュートストップなど
パフォーマンスも悪くなかったが、16節の東京V戦を機に
ベンチにも入らなかったのは不可解ではある。
シーズン終盤にはGKに不足が出たFC東京に超短期レンタル。
そして2021シーズンはギラヴァンツ北九州への完全移籍。
これほどのポテンシャルを持った選手が他チームから
声がかからないわけがないのでしょうがない。
個人的にかなり将来が楽しみな選手である。
ジュビロからしたら逃した魚は〜〜にならないことを祈る。

大宮戦

松本山雅戦

背番号36 三浦龍輝

出番なし

今シーズンはルヴァンカップも天皇杯も無いために出番がなかった。
ゴールキーパーとしてはサイズがあるとは言い難いが
それを補うだけのシュートセーブとビルドアップがあるので
こういうゴールキーパーが控えているのは非常に心強い。
2021シーズンに期待。

以上!【GK編】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?