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検査入院日記 1

12月9日。
元々不整脈があったんだけど、10月の中頃に深夜に発作が起きて救急車を呼んだ。
で、病院搬送されたんだけど、病院に着いた頃には治まってしまい、その時は原因が分からずじまい。
その後のホルター検査や造影剤で検査をしてもやっぱり特に異常無し。「まぁ大丈夫だろう」という事にしたかったんだけど、以前とはちょっと症状が違う感じがあり、原因が分からないのもスッキリしないんで色々調べたら「冠攣縮性狭心症」というのが自分の症状と一番似ていた。
先生に話したら見立てとしては可能性が低いけど検査はやってみてもいいとのことなんで、カテーテル検査をする事にした。

日程は2泊3日。13時半に病院で入院手続き。その後、身長と体重をはかる。
で、病室(大部屋)に案内され、まずは担当看護師と挨拶。マスクで顔全体は分からないけど、20代と思われる女子です。
看護師から検査までの流れの説明を受ける。
ペースメーカー入れるのは手首からだけど、鼠蹊部からカテーテルも通すため剃毛が必要とのこと。
「ご自分で剃りますか?私がやっても構いませんけど」と言われど、「お願いします」の言葉を飲み込んで「自分で」と答える。
その後、栄養士が来て食物アレルギーなどの問診。

3時半に入浴。ついでに剃毛。ちゃんと剃れたか確認が必要との事で、結局看護師に見られる。
4時半頃に主治医がきて、検査内容の詳しい説明を受ける。
「冠攣縮性狭心症」というのはなんかの拍子で心臓の冠動脈が急に収縮する症状で、普段はなんとも無いけどこれが起きると突然死につながる病気。そういえば自分の父親も心臓発作の突然死だった。
検査方法は冠攣縮を誘発する薬剤を注入して、もし発作が起きれば病名確定、起きなければこの病気ではないとの事。
要するに実験なんだなと思う。
「麻酔はするんですか?」
「局所麻酔ですね」
「という事は検査中は意識あるんですね」
「はい、こちらから質問したりしますから」
「もし発作が起きたら苦しいんですか?」
「はい、すごく苦しいです」
「えっ、そうなったらどうするんですか?」
「急いで投薬を中止します。でも、そうなる人は10人に1人いるかいないかですよ、まぁリラックスして受けて下さい」 
「はい、、、」
ともあれ同意しないと始まらないので同意書にサインする。検査は明日の午後から。
その後また別の看護師が来て、検温とか食事の説明とか。あっという間に夜になる。

6時半頃に夕食の配膳。味付け薄めだけど美味しかった。あとはやる事ないのでスマホ見て過ごす。
10時消灯。少し腹か減ってきたのと、同室の人が咳き込んで痰を切る音がうるさくて寝付けず、熟睡はできなかった。


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