ひなまつりって女の子だけの日?【広尾商店街】
みなさん、こんにちは。
広尾商店街広報アドバイザーの太田です。
前回は「妄想ランチ3選」についてお知らせしました。もしまだお読みでない方はぜひこちらから。
さて、来月3月3日 (水) はひなまつりですね!
わたしは兄が2人おりまして、末っ子の女の子として生まれたこともあり、立派なお雛様を買ってもらった思い出があります。5段?7段?くらいのトラディショナルスタイルのものでした。
近所のお友達を呼んで、ひなあられと、甘酒で小さなパーティーをしてもらいました。そんな楽しい一日も、わたしが大きくなるにつれて、ひな人形もなかなか飾ってもらえなくなり、さみしい思いをしたことを覚えています。
祝ってもらえない=主役になれない、、、
3月3日は毎年来るのに女の子としてスルーされる日、、、
そんな風にいつの間にか感じてしまっていたのかもしれません。
でも、今思えば、「女の子の日」ってなんでしょうね?
なぜ自分だけを祝ってもらえていると思ってしまっていたのか。
ちょっと気になったので、
ひな祭りの起源を調べてみました。
平安時代には川へ紙で作った人形を流す「流し雛」があり、「上巳の節句(穢れ払い)」として雛人形は「災厄よけ」の「守り雛」として祀られる様になった。当時の乳幼児死亡率は現代とは比較にならないほど高く、赤ん坊のうちに亡くなることは珍しくはなかった。親としては必死の思いでこの成長を見守り、枕元には形代を置き、厄除けとした。そして、1年の災いを、春のひな流しで祓う。これが、ひな祭りの起源である。
出展:wikipedia
穢れ払いとして、人形に思いを託し、
子供の健やかな成長を親が願う日
ということなんですね。
3日が終わったら早くしまいましょうというのは
身代わりとなってくれた人形だからずっとそばに置いておかないということなんだそうです。
そう考えると、お祝いしてもらう対象は「女の子」に限らずですよね。桃の節句から「ピンク」のやわらかなイメージをとって現代においてはなんとなく「女の子のお祝いを」という印象に移っていったのかもません。
ひなまつりは本来であれば「子を思う親の日」。
もちろん子供の性別になんて関係なく、
いつまでも桃色の頬で元気に過ごしてほしいと願う日なんですね。
そう考えると
3日を過ぎてまだひな人形を出している女の子はお嫁に行きそびれるなんて、ほんと大きなお世話な俗話ですね笑。「お嫁に行く」という概念から間違ってますし。
これを踏まえてぜひご紹介したいのが
「広尾 はんなり」さんのひな人形
「広尾 はんなり」さんは日本の職人の手しごとでつくられた和雑貨のお店。
もちろんぱっと見もかわいらしくて素敵なんですが、
お気づきでしょうか。
お雛様もお内裏様も三人官女もみんなみーんな、同じステージにいるんです。段差がついていてもちょっとした差です。誰が偉い、誰は仕えて居る人、といった区別なく、一つのチームに見えます。この表現、わたしはすごく好きだなと思いました。
「子を思う親の気持ち」を応援する
応援団に見えてきませんか?
こんな小さなからだで全力で応援してくれている
笛とか、鼓とか雅楽を演奏しながら一心不乱に。
そんな風に思ったら本当に愛おしく思えてきますね。
一人暮らしで独身のわたしは、自分の応援団としてお迎えするのもいいなと思いました。家で過ごす時間も増え、家の中をどう設えるかにとても気を配るようになりました。わたしの個人的なルールはただひとつです。「気のいいものをお迎えしたい」ただそれだけです。
はんなりさんの和雑貨は手しごとで作られた商品が中心です。
思いの込められた「気のいいもの」
ぜひお迎えしてみてはいかがでしょうか。
広尾 はんなり
東京都渋谷区広尾5丁目1-29
https://www.hiroo.info/?page_id=11055
最後に、
最近のお気に入りの曲をご紹介して終わりにしたいと思います。3月3日は、すべての人にとって思わず桃色に頬を染めるような、柔らかな日となりますように。The Vernon Springで「Mother's Love」
次回は2週間後の更新予定です。
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