善いことをして、悪いことはやめよう
今日のおすすめの一冊は、ひろさちや氏の『いい言葉が、心を掃除する』(PHP研究所)です。その中から「悪の報いは必ず来る」という題でブログを書きました。
本書の中に「善いことをして、悪いことはやめよう」という心に響く文章がありました。
◆「諸悪莫作、衆善奉行(しょあくまくさ、しゅぜんぶぎょう)」「自淨其意 是諸仏教(じじょうごい、ぜしょうぶっきょう」(法句教) という言葉がある。
「もろもろの悪を起こさず、いいことをしなさい」「自らの心を清めること、これが諸仏の教え」
これは、唐の白居易(白楽天)と道林禅師とのやりとりの中の言葉だ。「仏法の大意は何か」という白居易の問いに対して、道林は「諸悪莫作 衆善奉行」と答えた。
白居易は「そんなことは3歳の童子でも知っている」と馬鹿にしますが、道林は「そうはいっても80歳の老人でもそれは実践出来ない」と言ったところ、白居易は深く頭を下げて去ったという。白居易は唐の時代の詩人。
◆なお、その故事が京都の祇園祭の山鉾(全部で34基)の中の1つ「白楽天山」に残っている。山鉾の上には、白楽天と道林禅師とのその時のやりとりの場面の像がある。
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