ひたむきに
3年生存が、10人に1人から2人しか助からない。そこを2人から3人にするためにひたすら向き合ってきた世界。
そんなレベルの話。
他の施設ができない、やらないというものを引き受け、なんとか勝負の土俵に立たせて、全てを引き受けてやる。
そんな世界で鍛えられた、あの日々があるからこそ、今がある。だから、今の医療が展開できている。
何が正解か分からないけど、生きたい、という思いにひたすら向き合う。
はたからみたら、どうしてそこに頑張れるのか、費用対効果は悪いだろう、助からないものにどうして助けようとしているのか、など賛否両論かもしれません。
そこで戦ってきたものだけがわかる世界、そして手にいれた感覚があるからこそ、今の私が走れている原動力がある。
エビデンスを越えたものを創出するには、エビデンスは過去のもので、それを超えるために、患者さんだけでなく、医療従事者も必死にもがき苦しまなければ見えてこない世界があります。
全てを背負って、それが全て自分にかえされる覚悟で向き合え。そして、救いにいくことだけを考えろ。
師匠の言葉なのか、自分への言葉なのか、心に響きます。
雑念をとりはらい、逃げたくなる気持ちも受け止め、ひたむきに向き合い続けること。
それがなくなった人に対しても責任をとる形でもあり、今そして未来を変えるための第一歩だから。
と、いいきかせながら。