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「生きるAIの子」+「マザー」 まとめ

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創作大賞2023に応募した作品「生きるAIの子」(漫画原作部門)と 「マザー」(恋愛小説部門)をまとめました。 「生きるAIの子」は5話で37500字、「マザー」は7話で1086…
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#AIの子

「生きるAIの子」第1話 (漫画原作)

<あらすじ> フリーライターの藤宮透子は漠然と「妊娠してみたい」と思い始めた。セフレで既…

宙の音
1年前
7

『マザー』第7話「ある女の願望」

 トクン、トクン…あぁ、またこの感覚…。小学生の頃、初潮を迎えて以来、私はなぜか子宮の辺…

宙の音
1年前
5

『マザー』第6話「その男の野望」

 まったく馬鹿げている。ようやく少子化対策に本腰を入れた国は、子宮外妊娠以外での堕胎を禁…

宙の音
1年前
3

『マザー』第5話「ゴッドマザーの宿命」

 幼少期に病気で母を亡くした私は、児童養護施設に預けられた。母は未婚のシングルマザーで、…

宙の音
1年前
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『マザー』第4話「秘密のゴッドファーザー」

 お気に入りのセフレの彼女が二度目の妊娠をしてしまい、俺は頭を抱えていた。一度目の妊娠は…

宙の音
1年前
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『マザー』第3話「マザーの中で子作りしたい わたし」

 ママ…それは母親になりたいというエゴに従って、母性を育み、子を所有したがる存在。産みの…

宙の音
1年前
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『マザー』第2話「マザーの中で性交したい ぼく」

 マザー、それは命を育んでくれる存在。命を守ってくれる存在。無償の愛でぼくを包み込んでくれる温かい存在…。ぼくには何も求めてこない。ただぼくが生き続けるために、ひたすら心身に必要なエネルギーを与えてくれて、ぼくが疲れている時はやさしさで癒してくれる。身勝手な母さんと違って、聖母のように静かな慈愛で溢れていた。ぼくはそんなマザーのことが、母さんよりも母親として好きだった。好きなのに、抱きしめることも対話するもできなくて、寂しかった。いつでもぼくが与えてもらうばかりの一方通行で、

『マザー』第1話「51歳の妊娠」

<あらすじ> 51歳で二度目の妊娠をした藤宮透子には、人工人間(AIの子)である幸与という息…

宙の音
1年前
5

「生きるAIの子」第5話 (漫画原作)

 雪心ちゃんとのキスを経験した日以来、幸与は自分の命を育んでくれる「マザー」という名のカ…

宙の音
1年前
8

「生きるAIの子」第4話 (漫画原作)

 子どもたちを前に、話し込んでいた彼と私はとっさに距離を置いた。 「お母さん、誰と話して…

宙の音
1年前
5

「生きるAIの子」第3話 (漫画原作)

 「最愛のお子さんを失い、立ち直れない日々を何とか生きている、あなたに朗報です。あなたは…

宙の音
1年前
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「生きるAIの子」第2話 (漫画原作)

 「産んであげられなくて、守ってあげられなくてごめん。こんな私の元へ来てくれてありがとう…

宙の音
1年前
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