アウトドアでの集団行動の重要性

自然環境リテラシー学
山コース1回目
日時:6/11(土)、6/12(日)
場所:マリーナ河芸

こんにちは。ヒロノリです。
僕にとっては2年目のリテラシー学となります。去年事情があって最終回に参加できなかったので今年も受講生として参加させていただいています。
今年の1回目も、楽しいけれど反省も非常に多い実りある実習でした。
学んだこと、感じたことをこのnoteで頑張って書いていこうと思います。

1日目

初日は微妙な曇り空の天気でした.
意外と小雨や曇り空はカヤックを漕ぐ上では一番いい天気です.風が強くなければ,陽射しが強くないので一番心地よく漕げます.

6月12日のマリーナ河芸

マリーナ河芸に着いたらまずテントの設営をしました.
僕は,受講生の荷物を置くためのテントと,僕が寝るためのテントを建てました.2回目のテント建ては結構スムーズにできました.去年はかなり苦労していたことと比較して成長を実感しました.平地に見えても夜露や雨水が地面のくぼみに溜まってテントの下に染み出してくるかもしれないので場所選びは慎重にしました.

ブリーフィングのあと昼食を取ってからカヤックを漕ぎ始めました.
去年からカヤックは全く漕いでいませんでしたが,去年よりも上達しているように感じました.1年かけて無意識のうちに体にカヤックの漕ぎ方が染み付いたのかもしれないです.

リーダーの人に教えを受ける僕たち受講生


グループで一列の隊列を作って漕いでいく指示が,担当の先生から出たときにやってはいけないことをしてしまいました.僕はその時前から4番目で漕ぐことになっていました.3番の人が2番の人の漕ぐスピードについていけずに引き離されていったときに,3番目の人を抜かして漕いでいってしまいました.
あまりにもチームメンバーへの配慮の足りていない行為だったと反省しています.また,僕はその時隊列を指揮する人の指示を無視していたということでもあります.自然を相手にするカヤックで指示を無視することは,遭難などで最悪命を落とすことにも繋がりえます.せめて先生や隊列のメンバーに確認を取ってから行動するべきだったと反省しています.
書いていると暗い内容になってしまいましたが,久々のカヤックは非常に楽しかったです.前よりもうまくカヤックを漕ぐパドルで水をつかめるようになっているのが実感できて嬉しかったです.楽しく安全にカヤックをできるように気をつけていきたいと思います.

夜は疲れていたのですぐに寝れました.
疲労をとるためにストレッチなどをしたのでよく寝れました.
雨が強く降っていましたがテントの下に水が溜まることはなかったので良かったです.地面が冷たかったので夜は寝袋に入って寝ました.昼間暑い日でしたがテント泊をする場所は夜は涼しいのでちょうどよかったです.

2日目

2日目は風がすごく強い日でした.また反省も多い日でした.

2日目のブリーフィングの開始が遅れてしまいました.8時が開始予定だったところが8時半になってしまいました.
原因,責任はリテラシー学に関わる人それぞれにあると思いますが,僕の反省点としては自分で時間の確認をしっかりとしていなかったところです.行動や予定をリーダーまかせにしてしまっていました.
リーダーの人への質問が「次は何をするんですか?」といったものが多かったです.予定表があるのだからそれを見て「次は~時に~をするんですよね?」といった質問をするべきだったと思います.
メンバーそれぞれが各自で時間の確認をしていれば,全体が遅れる前に誰かが遅れに気づくことができたと思います.これからは,主体性と協調性どちらもを意識して行動したいです.

ブリーフィングがおわった後はテントの片付けをしました.
片付けも去年にくらべたら慣れていました.

片付けのあとは,千里湿地に散策に行きました.
僕の所属する学部は生き物に詳しい人が多いのですが,僕はまったく詳しくないです.周りの人に色々教えてもらいながら散策しました.
浜の貝やカニの生態について教えてもらいながら散策するのは楽しかったです.贅沢な体験だなと感じました.

千里湿地、地面は蟹の通った穴でボコボコしている

散策の後はカヤックのレスキューの練習をしました.
マリーナ河芸の港内で練習したのですが,高そうな船に練習中ぶつかり破損させてしまうことや,桟橋にへばりついている牡蠣にあたって怪我することなどに怖がって緊張していました.
始めはグループレスキューの練習から始めました.レスキューの練習ではわざと転覆して練習するのですが,今回僕はわざとではなく転覆してしまいました.
水を多少飲んでパニックになりかけながらも,初回なのに多分僕よりも上手い受講生の人に助けてもらってなんとかレスキューできました.
次にセルフレスキューの練習が始まりましたが,低体温症のサインである身体の震えが出てしまいリタイアしました.着水後の防寒の準備はしていたのですが,その日は風が強すぎて体が持ちませんでした.もう少し違った準備をしていれば大丈夫なのか,それともあの日は何れにせよ無理だったのか分かりません.

グループレスキューの練習


レスキューの練習の後,隣でヨットに乗っていた団体の方に,ヨットに乗させてもらいました.そのヨットは特殊な重心で転覆しづらいドイツ製のものらしく,障がいを持っている人でものれるそうです.風が非常に強い日だったのですごいスピードが出ていました.最近授業でヨットを扱うものがありましたが,それが実際に風を受けて自分を運んでくれているのを実感できて感動しました.

2日間を通して

楽しかったですが,やはり主に集団行動についての反省が多いです.
時間通りに行動できないと予定通りの気象条件下で行動できません.また,指示が聞けないと集団行動ができません.どちらも非常に危険です.
自然を相手にするときこそ,真に協調性,主体性などの社会性が試されるなと感じました.今の気候変動が激しく自然と向き合わざるをえない時代に,必要な能力でもあるのかなと感じました.

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