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スキルアップ - Technical Skill

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自身のスキルアップに役立つ情報をまとめています。
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そもそも「分析」って何だ? - それは「分ける」こと

データ分析、顧客分析、市場分析、製品分析…。 世の中には分析する対象とそれを分析する仕事で溢れている。 前職のアクセンチュアでは、新人コンサルタントの事を「アナリスト」と呼んでいた。直訳すると「分析する人」。 ひたすらデータを分析し、上司に報告するのが仕事。私も色々な分析を経験した。 けど、改めて「そもそも分析ってどんな仕事だと思う?」と聞かれると、正直戸惑う人は多いと思う。もちろん私もその1人だった。 情報収集? その要約? 示唆出し? 色々な選択肢は思い浮

元外資系コンサルが5,000枚のスライドを見て気付いた良いプレゼンの特徴 | #5 知りたいのはプロセスより結果

この投稿では、前職のコンサルや現職の人材育成・ワークショップなどで出会った5,000枚以上のプレゼン資料、及びその発表の中で学んだ「良いプレゼン」の特徴を少しずつ発信していきたいと思います。今回は、プロセスではなく結果を伝える重要性についてです。 意思決定者が知りたいのはプロセスより結果前回投稿で最近除湿器を購入した話を書きましたが、ここで質問です。 <質問> 皆さんは除湿器の購入判断をする際、何を一番知りたいですか? その除湿器を作ったメーカーが何人体制で、どのような

元外資系コンサルが5,000枚のスライドを見て気付いた良いプレゼンの特徴 | #4 人は比べる生き物

この投稿では、前職のコンサルや現職の人材育成・ワークショップなどで出会った5,000枚以上のプレゼン資料、及びその発表の中で学んだ「良いプレゼン」の特徴を少しずつ発信していきたいと思います。今回は「自らの提案を代替案と比べる事の重要性」についてです。 意思決定者の思考プロセス:損をしたくないから比べるシンガポールに住んでいると結構湿度が凄いのです。湿度が上がるとカビの原因となるので、最近除湿器を買いました。 除湿器をAmazonで調べるとだいたい一番上におススメが表示され

元外資系コンサルが5,000枚のスライドを見て気付いた良いプレゼンの特徴 | #2 Go Analog - パワポ作成が速い人はパワポを開く前に時間をかける

今回は最終成果物としてのプレゼンではなく、プレゼンの準備に少し焦点を当てたいと思います。Power Point(パワポ)の作成に時間がかかるという悩みがある方におススメです。 質問:プレゼンが迫っています。まず何をしますか?この答えは、おそらく状況によって異なると思います。例えば、一人で準備する場合とチームで準備する場合、社内でのプレゼンと顧客向けのセールスピッチではおそらく準備の仕方は異なるでしょう。 しかし一般的には、プレゼンの目的を確認する、出席者を確認する、キーメ

元外資系コンサルが5,000枚のスライドを見て気付いた良いプレゼンの特徴 | #1 Less is more - 足し算より引き算

この投稿では、前職のコンサルや現職の人材育成・ワークショップなどで出会った5,000枚以上のプレゼン資料及びその発表の中で学んだ「いいプレゼン」の特徴を少しずつ発信していきたいと思います。今後シリーズにしたいと考えており、初回のテーマは「Less is more - 足し算より引き算」を選んでみました。 大量のスライドが読み手にとって嬉しいか考えるこれまで私が経験したプレゼンを振り返ると、私自身が準備したものを含み、プレゼンが足し算のように捉えられているケースがよくあります