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【男性育休】雇用保険は最強の「エンジェル投資」だ!

先日の「男性育休義務化7割が反対」のニュースで男性育休義務化の論争が激しく行われていますが、義務化の前にそもそも男性育休取得の「権利」を理解されていない方が多いのでまとめてみました。

「育児休業」と「育児休暇」は違う

・育児休業→ 法律に基づいて取得することのできる休業制度を利用すること(一般的なサラリーマン)※今回はコチラの話

・育児休暇→ 育児のために休暇を取得すること(小泉進次郎環境大臣等)

育児休業取得「権利」者は4,000万人くらいいる

日本の雇用保険加入者が4,400万人くらいいるので、1年以上加入している人はざっくり4,000万人くらいいると予想されます。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/koyouhoken22/150-1b.html

育児休業給付金はリターンが大きい

育児休業給付金の財源は雇用保険です。会社と雇用契約を結んでいる人であれば毎月天引きで引かれているアレです。

月収30万円くらいの人であれば毎月900円程度、「無意識に天引き」されます。育児休業給付の権利を得るには1年以上納付が必要なので、仮に1年間納付した場合約10,000円になります。(ここではわかりやすいように数字をまとめています)

この育児休業取得権利者が仮に3ヶ月間育休を取得した場合、現況の制度では60万円(20万円☓3ヶ月)程度の育児休業給付金が支払われることになります。1万円の雇用保険支払いが60倍になって支払われることになります。

※育児休業中は給与が支払われない為、会社への利益貢献になります。

雇用保険は最強のエンジェル(未来のこどもたち)投資

私はベンチャー企業のCFOもやっており、エンジェル投資家から資金調達もするのですが、ベンチャーのエンジェル投資でも60倍というのはなかなかありません。

毎月「無意識に天引き」されている雇用保険がエンジェル(未来のこどもたち)投資だったことに気づき、義務ではなく「権利」の育休取得を検討してみてはいかがでしょうか?

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