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失業手当に申し込んだ話し・・・経営者はもらえるのか?(中編)

前回の続きね。前回読んでない人はここから読んでね。

■ハローワーク墨田での面談

まずハローワークに墨田に来て、驚いたのはその設備が結構近代的だったところ。

そして、中も”結構”システム化されていたところ。

どうシステム化されているのと言うと、1階の受付で用件を伝えると必要な用紙を渡される。

その後は下記で進んでいく。

→用紙記入
→指定窓口に投函
→職員が中身を確認
→呼び出しをされる
→面談開始

結構普通かもしれないけど、ベトナムの役所と比べると本当にシステマチックなんだよ。

ベトナムは何もシステム化されていなく、人に5回くらい聞いてたらい回しにされた後に、ようやく目当ての場所に辿り着くという、効率化や利便性とは逆のオペレーションになっている。

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こちらは書類投函後の待合の様子
この左上に少し見えている20番が窓口

そして、

中島さーん!」と呼ばれ窓口に向かう。

小学校の時の職員室の机でみたような透明ビニールのテーブルカバーの下に書類がいくつか入れられているのを見て、妙に懐かしくなったw

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※写真はあくまでイメージね。

目の前には20代後半の160cm程の若くおとなし目な女性が座り、早速用件を伝えた。

ジェット
「12年間勤めた前職を2月17日に辞めて、失業給付の件で来ました。
まず私3月に会社を立ち上げて、形としては会社の代表になっています。
ただ実際には現在は仕事も無く、このコロナの影響で売上が予測からは大きく落ちる可能性があります。
こういう状態でも失業給付って受けられるんですか?」

女性職員
「会社を閉鎖する予定はありますか?」

ジェット
「いえ、その予定はありません。」

女性職員
「一般的には会社の役員を務めている人は給付の対象にはなりません。」

ジェット
「でも、今の会社は活動の実態も無く、売上も給与もありません。
今後もし活動をする際に作ってからだと遅いので、形上で作っただけなんです。
まだ暫くはこういう状態が続くと思うんですよね。だから無職と一緒の状態です。」

女性職員
「そうですか、ちょっと待ってください」

と言われ、女性職員は奥の席に座る上司に聞きに行った。

といってもオープンなスペースだからこちらからは全部見えているから
表情から結果を推測して「どうなるんだろうな?」なんて考えながら待っていた。

すると、1,2分で戻ってきて結果を告げられた。

女性職員
「大丈夫とのことです。」

結構あっさりしたやりとりの中で、次のステップに進んだ。

女性職員
「では、前職では失業保険が払われていたのか確認しますので、生年月日教えてもらえますか?」

ジェット
「昭和55年、1980年7月21日です。」

「羽賀研二と一緒の誕生日です。」
といういつものヤツは言わずに、シンプルに伝えた。

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俺の大好きなケンちゃん↑↑

女性職員
「おかしいですね。打っても出てこないですね。前の会社では失業保険入ってましたか?」

ジェット
「入っているはずなんですけど・・・」

再び調べてもらうも、俺の名前が出てこない汗。

そんな筈はないと思い、スマホを取り出しDROPBOXのアプリを開く。

過去の給与明細の記録を確認すると、しっかり払ってある事が確認できた。

女性職員
「払っているんですね。では会社名で検索してみましょうか。教えてもらえますか?」

ジェット
フロンティアコンサルティングという会社になります。」


女性職員
「2つ出てきましたが、住所はどちらになりますか?」

ジェット
「中央区になります。日本橋だったかな?と思います。」

今度は会社名でサーチし、ここから俺の名前を検索するとちゃんと出てきた。

そして生年月日で検索して出てこなかった理由もすぐに分かった。
日付が昭和55年7月2“ 7 “日になっていたから。

俺はインテリア・デザインを勉強していたから、
数字を書く時はいつも建築用のレタリングになってしまう。

レタリングって耳慣れない言葉だろうけど、
図面に情報記入する際は個人によって書き方にバラつきがあると困るから、
それを統一するために習う初歩の初歩な技術。

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これが1〜10までの実際のレタリングね。

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で、「1」と「7」の数字の書き方も比べてみた。


恐らく、書類を提出する際にこういう風に書いて、社労士さんが俺の名前を間違って記入してしまったんだろうな。

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再び脱線してしまったが汗。

ここから先はこんなステップを踏めば良いということが分かった。

・必要書類を準備
・ハローワーク墨田に書類を提出
・3ヶ月間求職活動を行う
・失業保険が給付される


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■提出必要書類

尚、必要書類は下記の通りだった。


・離職票-1
→被保険者としての資格を失ったことを通知する書類
・離職票-2
→退職した会社の給料や退職理由がわかる書類
・保険者証
→会社で保管している場合と個人で保管している場合がある。
無くした場合はハローワークで再発行の依頼が出来る
身分証明書
→運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等
・写真(2枚)
→1年以内に撮影した物、3cm x 2.5cm
・印鑑
→スタンプ印は不可
・銀行の通帳
→支給の振込に必要


この中で解説が必要なのは離職票だけだと思う。
これは前職の会社に問い合わせてもらえれば良いだけ。
通常は「離職票」と伝えれば、1と2がセットで送ってくれるから
OK。


■書類の取り寄せ

ハローワークで受給資格があるのが分かってからは、すぐに次の行動に移した。
前職への書類請求だ。


仕事を行う上で新人によく教えていた基本のきの部分は、「頼まないといけない物は優先事項の上」にもってくる。
お願いしておけば後は作業が流れのように進むから。

この時もブロンドアウトローズ(後のレイジングスタッフ)のメンバーのように、基本に忠実なレスリングですすめていった。

「ブロンドアウトローズって誰?」とは言わないでくれw

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マシン、後藤、ヒロ、保永(一時期はアニマル浜口も?)で構成された結構好きだったユニットだ。

本当はレイジングスタッフになった時の事も語りたくてうずうずしているんだが、プロレスで脱線すると戻ってこれなくなるから、もうしません汗

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離職票取り寄せのメールを送るとすぐに返信があり、7日後に貰えることがわかった。

離職票請求

この状況下だとすぐに提出に行きたく、ちょっと早く貰えないか交渉をしたが
難しいようだったので、待つことにした。

すると、それから5日後くらいに見慣れない番号より着信があった。

本当は電話嫌いだから通話はしないんだけど、この状況下で人との接点が少ない俺は結構電話が掛かってくるとちょっと嬉しくなる。

知らない番号に出ると、前職の人事周りを担当する蝶野さん(仮名)からだった。

蝶野さん
「もしもし、お疲れさまです。今ハローワークに来ています。
中島さんの生年月日修正してもらうのに、身分証明書をFAXで送ってもらう必要があるのですが、対応出来ますか?」

ジェット
「今FAX使ってないんですよ。そしたらスマホで撮ってメールで送りますよ。」

蝶野さん
「こちらでも同じ事聞いて見たのですが、FAXじゃないとダメなんです。」

ジェット
「それは困ったな。じゃあ蝶野さんに今送るので会社からFAXで送ってもらって、明日改めて離職票もらいに来てもらえますか?」

蝶野さん
「理屈はわかるんですけど、中島さんだけの為に行っている訳ではないので、その為だけに来ることは出来ないんですよ。」

ジェット
「そしたら、修正せずに間違ったままで良いです。後日私が給付申請する時に、自分で変える事も出来ますよね?」

蝶野さん
「ちょっと待ってください。聞いてみます。」

そして、10秒ほどは遠くで会話をしているような微かに声だけが聞こえた。

蝶野さん
「はい、変えられます。じゃあ、このままもらいますね」


いや、実は前回俺がハローワークに来た時も、会社側で変えるのが一般的だけど、もし出来ない場合は本人が申請時に変えられることも聞いていた。

楽をしようと思っていたけど、そううまくはいかないね汗

説明し忘れたけど、なぜ前職の人事の方が蝶野さん(仮名)かと言うと、

「社員満足度にケンカキック、働き方改革にSTF

という標語を掲げ、ガンガン業務改革に励んでいたからだとか・・・というのは半分冗談ですw


気を取り直して、次回が最終章だよ!

実際に申請してきた模様をお届けする。
やっと給付されるのかが明らかになる!


最終章のリンク
https://note.com/embed/notes/n61407838f74e

See you next time, Brother!



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