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「子どもが片づけてくれない」理由3選とその対処法 

私が整理収納アドバイザーの資格を取得しようと思ったきっかけは「いつまでたっても家が片付かない」「何度言っても家族が片づけてくれない」という悩みをずっと抱えていていたからです。

だから、「子どもが片付けてくれない」という悩みはずっと私の悩みでもありました。

そもそも、子どもが片づけてくれない理由を考えた事はありますか?
私は、現在6歳になるまでの我が子の成長を見ていて、次の3つの理由があると考えます。

1 . 疲れている

大人も疲れて帰ってきてゆっくりしたい時に「片付けて」って言われても片付けようとも思えないですよね。
子どもだって一緒です。園や学校で一生懸命頑張っているので、平日は片付けを完璧にしなくてもまあいっかと思っています。どうしても気になるなら親が片付ければいい。ゆっくりできる休日や、朝すっきり起きて機嫌がいい時間を狙って片付けを促す事がおすすめです。

「ママも手伝うから一緒に片付けようか?」とか「全部は大変だから絵本だけはすっきり片付けてから寝ようか」など疲れてそうな時はほんの少しでもできたら◎の気持ちで、声かけしています。

2 . 楽しくない


目的があるからモノやおもちゃを出すけど、
その目的が終わったら、その後の片付けって何も楽しくないですよね。
遊びたい一心でおもちゃをバーっと出すけど、遊ぶ目的が終わったり他のおもちゃで遊び出したらもう見向きもしない。
特に小さいお子さんはこれが普通だと思います。

親の言っている事をしっかりと理解し始めた年齢から(3歳以降くらい)
「ブロックを全部お片付けできたら、好きな絵本読もうか」とか「このおもちゃ全部箱に入れたらおやつタイムにしよっか」など、
楽しくないお片付けを、その後に待っている楽しみを想像させて行動を促す方法は効果が感じられやすいです。

3 . どこに片付けていいか分からない

実はこれが一番の理由だったりします。
「片付けて」と子どもに言っているけど、片付ける場所は決まっていますか?そのモノを片付ける場所を教えてあげた事はありますか?
まずはしっかりとモノの定位置を決める事が大事です。
すごく整った収納である必要はありません。ボックスを用意して放り込み収納でも十分なので、しっかりと場所を決めて子どもに伝える必要があります。
我が家では細々した折り紙やお絵かきや製作物が散らかっているリビングが日常茶飯事。引き出し一段を「作ったモノボックス」にして、ココに放り込んでいます。この一段に入るだけと決めて定期的にいる・いらないを決めてもらっています。
この引き出しを一段作っただけで、散乱する紙切れを見る事が激減しました。

声をかける時も「片付けて」と言っても中々動いてくれませんが、「おままごとはキッチンの扉の中にいれて」「使った紙と色鉛筆はこのケースに戻して」と具体的にどこに何を片付けて欲しいか伝える事も大切です。


これだけ理想の声かけや対処法を書きましたが、私も毎日仕事から帰宅して余裕がない時はつい「片付けて」と怒り気味に言ってしまい、日々反省する事もまだまだあります。
でも、できるだけ相手の気持ちを考えて、「自分だったらどう言われたら片付けたくなるかな」と考えながら、子ども達にはお片付け力を身につけて欲しいです。

私と同じように「子どもが片づけてくれない」と悩むお母さんに、片付けてくれないのは、決してその子やお母さんが悪いわけじゃないよと伝えたいです。子どもの間に習慣をつけたければ声掛け一つでどんどん変化するし、成長してくれると信じています。


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