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NFTの未来を妄想する#2

こんにちは。Hiromyon(ヒロミオン)です。

先日自民党からブロックチェーン議員連盟が立ち上がったというニュースがありましたね。

7つの政策提言の中で、「NFTのイノベーションが阻害されないよう、金融当局は事業者と緊密なコミュニケーションを図るべき」といったことが含まれています。

NFT市場を国を挙げて盛り上げてくれることを期待しております。

さて、今回はNFTの価値について少し考えてみたいと思います。
何故Beepleの作品が75億円もの値がついたのか。
何故ジャックドーシーの最初のツイートが3億円で売れたのか。

私はNFTには2種類あると思っており、一つはデジタルコンテンツの価値そのものを表しているもの。もう一つはデジタルコンテンツ以外の要素に価値がついているものです。

上に挙げた二つの例や昨今ニュースでにぎわっているあらゆるNFTは後者ではないかと思います。
Beepleの作品はもちろん素晴らしいものがあるとは思います。彼はデジタルの未来を信じて、売れない時代から毎日ひとつずつ作品をアップしていました。継続していくうちにファンがついてきました。そして5000日分の作品をまとめたものが「Everydays - The First 5000 Days」です。
このストーリーは心打たれるものがあり、高値がつくのも理解できなくはないですが、NFTでなく、アナログの絵であれば75億円もついたでしょうか。

ツイッターの最初のツイートはデジタル世界のロゼッタストーンという意見もありますが、それは解釈の仕方であり、ツイート自体はただの文字列であり、ほぼ無価値と言えます。

セクシー女優のNFTカードが1億円以上で売れているのも、ただのカードであればあり得ない値の付き方です。

こういった事例はすべて「デジタルコンテンツ以外の要素」に価値がついているものと言えます。

BCエバンジェリストの藤本真衣さんがある講演で「デジタルアートを売る側だけでなく買う側もNFT黎明期に取引情報がパブリックブロックチェーンに記録され、自分の名が半永久的に残される。NFTの歴史に参加することに興奮する」とおっしゃってました。また、「今NFTを買っている人は9割は元々BC業界に携わっていた人たちで、一般の人は1割くらいの感覚」ともおっしゃってました。

つまり、今NFT界隈で起きていることは、2012年頃のビットコインに投資した人たちと似ており、将来投資した額よりも価値が上がると期待して買っている、つまり資産運用的に買っているケースや時代を先取りしたいというモチベーションが9割なのかなという気がしております。

例えば、BABYMETALのNFTカードを買った人の一部は一般のBABYMETALファンかもしれませんが限定1000枚でしたので、全体としては少数派です。

話が長くなりましたが、私はこのデジタルコンテンツ以外の要素に価値がついているものはいずれバブルが弾けて、本来の価値に収束すると考えております。価値がなくなるとまでは言いません。

冷静に考えてみると、NFTに紐づいているデジタルコンテンツは所有者以外にも公開されているので、誰でも視聴可能なのです。無限にコピー可能なものは価値がゼロに近づいていきます。

しかし、無限にコピーできるものに専有という唯一性を持たせることに価値をつけているわけです。つまり、自慢するためにお金を払っているわけです。みんなが見ているこの素晴らしい作品は自分のものだぞと。

みなさんがあるお金持ちからフェラーリなどの高級車を買えるお金をもらえるとします。ただし、その車は絶対に誰にも見せてはいけなくて、無人島でしか乗ってはいけないと言われたら買いますか。買って少し乗るかもしれませんが、いずれむなしくなって乗るのを止めるでしょう。

つまり、NFTのデジタルコンテンツはみんなに公開されているからこそ価値を感じられることがあり得るということです。Beepleの作品を暗号化して所有者にしか見られないようにしていたら、75億円も払ったでしょうか。

ここにNFTの価値を考える大きなヒントがありそうです。

デジタルコンテンツの価値そのものを表しているNFTはまだケースとしては少ないように思えますが、次回この観点でNFTの未来について考えてみたいと思います。

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