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中国語の短編を読む会(2024年7月26日)

 毎週金曜日の夜に行っている、中国語の短編を読む会(中国語中上級者向け)のレポートです。
 中国語の短編小説を、中国語を学んでいる日本語話者と日本語を学んでいる中国語話者が共に読み、和訳する過程を通じて、言葉を介した理解と交流の魅力をお伝えします。
   今回は、フミさんが選んだ短編小説。”文身店的轶闻”の9回目です。
 今回の参加者はいつもの常連メンバーのKatsさん、フミさん、Yangさん、Yokoの4名。日本語母語話者2名(Katsさん、Yoko)、中国語母語話者2名(フミさん、Yangさん)。 

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不听李一言的解释和劝阻,打了120,叫来救护车,硬把大嫂送进医院,跪倒在王主任面前,头如捣蒜,苦苦哀求,救救大嫂。

李さんの説明や止めるのも聞き入れずに、120番にかけて、救急車を呼んだ。義理のお姉さんを無理やり入院させて、王内科部長の前でひざまずいて、頭をひっきりなしに床につけて、お姉さんを助けてと泣きついた。

硬;無理やり
主任;内科のトップ、内科部長
头如捣蒜;臼と棒ですりこぎ木でニンニクを潰すような感じで、すりこぎをひっきりなしに上下させるように、繰り返し頭を下げる様子。何回もうなずく際にも用いる。変な薬を飲んでディスコで踊っている若者を形容するときにも使う。ヘッドバンギング(head-banging)。
【👆fumi】

王主任为了满足病人家属的要求,将李一言老婆送进了重症监护室,由四婶签字,开始了化疗。

王内科部長は患者家族の意思に応じるために、李一言の奥さんをICUに送り、義理の妹に同意書にサインさせて、化学療法が始まった。
【👆yang】

等李一言付好费,来到他老婆的床边时,他老婆右臂已经绑上测量血压的绑带,胸口贴上了检测心脏的贴片,一条一条管线连接到监测心肺的仪器上。她左脚板吊着针,输入化疗的药物。

李一言が、支払いを終えて妻の病床まで来た時、すでに妻の右腕には血圧を測るためのバンドが巻かれており、胸には心臓の活動を検出するパッチが張られ、一本一本のチューブが心肺機能を監視する機械に接続されていました。左足には点滴の針があり、化学療法の薬が注入されていました。

胸口;胸元、心臓のまわり、(心臓の下は胸口とは言わない)
左脚板;”脚板”で足首よりも先。元の意味は足の底。
【👆yoko】

左手臂也吊着针,输入补充营养的贵重药品。因大量液体输入,她不便起床如厕,插导尿管排尿。又担心她化疗后不想进食,从鼻孔插入导饲管喂食。

左腕にも点滴の針を刺し、栄養補充の高価な薬を点滴している。大量の液体を点滴していて、トイレに立って行くのに不便だから、排尿するための管を入れている。また化学療法の後、食事が進まないのを心配して、鼻からチューブを入れて栄養を取っている。

尿管 niao4 guan3 
尿にはniao4とsui1の2つの読み方がある。
小孩儿又尿 niào 了一泡尿suī 。
输尿管 shū niào guǎn
如(动) (トイレ)に”行く”の意味
【👆mika】

为了保证她能正常呼吸,还用上了呼吸机。整个身体就被这些管子、仪器所捆绑。送她来时还能说话,一上化疗,就闭上了眼睛张不了嘴,说不出话。

正常に呼吸できるよう人工呼吸器も使用されていた。体全体がこれらの管や器具でがんじがらめだった。彼女は、病院に運ばれてきた時はまだ話しができたが、化学療法が始まると、目を閉じ、口も開けられず、話ができなくなった。
【👆kats】

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